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オーダースーツを作る前に、体臭・口臭をなんとかしてください

7/27(木) 19:31配信

ニューズウィーク日本版

<体臭、口臭、香水にオーデコロン。においは時に他人に殺意を抱かせる。ビジネスマンのためのスーツ術を書いたイメージコンサルタントが説く、着こなし以前の「におい問題」について>

スーツはおしゃれの道具ではなく、ビジネスツール。どんなに流行っていようと、どんなに似合っていようと、ビジネスシーンにふさわしい格好でなければNGだと、イメージコンサルタントの石徹白未亜氏は言う。だが現実には、残念なスーツ姿の男性が珍しくない。

※第1回:スーツはおしゃれの道具じゃない、「細身」では信用されない

そこで、石徹白氏は『できる男になりたいなら、鏡を見ることから始めなさい。――会話術を磨く前に知っておきたい、ビジネスマンのスーツ術』(CCCメディアハウス)を出版。紳士服売り場でやってはいけない買い方から、値段以上の価値のあるスーツの選び方まで、軽妙なタッチでビジネスファッションのルールを解説した。

本書から一部を抜粋し、3回に分けて転載するシリーズ。第2回となる今回は、体臭や口臭、さらには香水やオーデコロンなどの「におい問題」について。

「会話術を磨く前に知っておきたい、ビジネスマンのスーツ術」と銘打った本なのに、なぜ石徹白氏は「におい問題」に7ページも割いているのか。その答えは――。

におい問題

 もちろん本書を手に取る人はそういったことに一切該当しない紳士だと信じており、こういったことを書くのは大変気が引けますが「着こなし」は「公衆衛生」と「一通りのマナー」「姿勢」「髪」が標準に達しているからこそはじめて光り輝くものです。しかし、この優先順位が滅茶苦茶になっている人をたまに見かけます。「クチャラー(食べ物を食べるときにクチャクチャいう)だが、ファッションにはとても気をつかっている人」とか、「常に貧乏ゆすりをするが、(以下同文)」とか。

 こういった人って、見かけるのは男性ばかりです(女性で見かけたら、ぎょっとしませんか?)。これは、ママが娘に対しては厳しくしつけたものの、息子はわんぱくでもいい、たくましく育ってほしいの教育方針だったからだと思われます。しかし、女の子がしていてみっともないことは、男の子がしていても成人男性がしていてもみっともないものです。

 いい年した大人が、公衆衛生やマナーで人からたしなめられるというのは決して気分のいいものではないものでしょう。「ちょっと、口臭いよ?」と言われたら、臭い口でどなりつけてやりたくなることでしょう。しかし、それを一番とがめるべきパパとママに適当に流されてしまった人がもしかしたらいるかもしれない。ここでやらなければ誰がやる。ということで、以下、チェックしてみてください。ここのチェックがクリアできない限り、基本的にファッションで何をどうしようが無駄ですし絶対モテません。

 まず、においです。先天的な要因によるにおいだったら、(程度はありますが)大人は寛容です。他人に殺意を抱かせる体臭とは、「やれば子供でも防げることを、していないがために発生するにおい」です。強烈な口臭の持ち主が「このスーツ、オーダーなんだ」と話しているのを聞いたら、とりあえずしゃべらないでほしいと思うはずです。まず、以下2つは大丈夫ですよね?

(1)毎日風呂に入る(汗拭きシートで拭いてるからOKとかはだめです)
(2)毎日歯を磨く

 タバコを吸う人やコーヒーを飲む人は特に念入りに。鼻炎などで普段から口呼吸の人は圧倒的に口臭が伝わりやすいので、万全の口臭対策か鼻炎の改善を。また、100円ショップで買えるので、毎日歯間ブラシも使いましょう。歯間に口臭の原因がみっちりつまっています。とれたブツをそっと嗅いでみれば、三途の川が見えるはずです。お口クチュクチュ系の洗浄液はあくまで補助的なもので、メインは歯ブラシと歯間ブラシです。物理的な力で口臭のもとをこそげとりましょう。

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