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自己啓発セミナーで100万円以上も騙された人々

7/27(木) 16:00配信

週刊SPA!

「あなたも成功できる!」「引き寄せる」などの心地よい言葉が並ぶせいか、騙される人が一向に減る気配のない自己啓発セミナー。なぜ、人々はそこに引っかかり続けるのか? そこで起きた最新の“事件簿”を追った。

◆無人島がウリのセミナー、行ってみたら……

 数ある自己啓発セミナーの中、誇大広告のようなネーミングのものも存在する。セラピストを目指す吉原ミカさん(仮名・35歳)が“セミナージプシー”の末、たどり着いた先が120万円の「無人島セミナー」だった。無人島に10人程度のグループで行き、自分自身で生きる方法を探すという。場所は海外の島だが、直前になってこの島が無人島でないと知った。

「日本ではまだ知られていない島だったのですが、調べてみると日本人の私設観光大使がいたり、日本人用ホテルがあったり、普通の観光地だったんです」

 観光客のいないエリアを使うため、無人島気分は味わえたが、道具などはすでに用意されており、結局ただのキャンプ状態。

「男性なら魚を捕ったりする役割が与えられますが、女性は調理とか気遣いを要求されるので、想像以上にストレスが大きかった。さらに、同じ作業をしていても気にいられるのは美人のほう。セミナーどころか、究極の原始社会を体験したわけです」

◆講師のスピがかった一声で目が覚めた

「友達が2人も突然死して、命より大事にしていたペットが逃げてしまった。家族もがんになり、独身で仕事もプライベートもトラブル続きでまさに八方塞がり。そこで、『引き寄せを極めて起業』という150万円のセミナーに申し込んでしまった。心が弱っていたのでただのビジネスものよりしっくりきたんです」と語るのは、亀井翔子さん(仮名・31歳)。

 嫌なことばかり引き寄せるのは、自分に原因があるせいだ!と、どんよりした自責の気分で参加した亀井さん。だが、幸いにも講師の一言が正気に返らせた。

「『あなた、額から熱いエネルギーが出てるわ。必ず幸せになれるわよ』って言われたんです。さすがにそんなものを信じる私ではない」

 その他、講師は「私は霊格が高いから」といって食べ物を大量に残すなど、人としてどうかと思う点も散見されたという。

◆スタッフも求人広告で半ば騙されて集まる!?

 もちろん、騙されるのは参加者だけではない。「中の人」にはこんなことを語ってくれる人もいた。

「『六本木勤務、事務職、月給25万円~』という今どき好条件すぎる求人広告があり、飛びついた先が『たった1分で20万が手に入る』という情報商材を売りつける会社でした」(中島千枝さん・仮名・29歳)。

 社長はアフィリエイトで稼ぐ方法のセミナーも開催しており、一回14万円。集まっていたのは起業を志す若者や、元キャバクラ経営者など。社長は、そうした参加者のなかから正社員を採って「舎弟」としてこき使っていたのだ。中島さんは、「儲からないので返金しろ」などのクレーム処理に追われ、1週間で退社したという。

※写真はイメージです

― [自己啓発セミナー]に騙された! ―

日刊SPA!

最終更新:7/27(木) 16:00
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