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ソフトバンク・和田毅 勝負の9月にエースの力は必要不可欠

7/28(金) 11:50配信

週刊ベースボールONLINE

 同じ室内練習場では、オールスターゲーム第1戦の先発を翌日に控えた後輩の千賀滉大が調整していた。昨夏のオールスター、ヤフオクドームでの第1戦は自身が先発していた。今季の開幕投手。先発陣の大黒柱のはずだった和田毅は、左ヒジの故障から長期離脱中だ。

 開幕から2連勝も、2戦目は5回67球限りでの降板。4日後の4月11日、左ヒジ痛で出場選手登録を外れた。この時点では一度、登板間隔を空ける措置。しかし、最短復帰を前提としたブルペン投球をわずか15球で取りやめる。5月に入って再びブルペン入りし、変化球を投げる段階に至ったが、再びペースダウン。左ヒジの痛みから「投げるのが憂うつだった」。同月末、左ヒジのクリーニング手術に踏み切った。2012年のトミー・ジョン手術を含め、左ヒジにメスが入るのは3度目だった。

 心苦しさは当然あった。自身の離脱後、間もなく武田翔太も戦列を離れ、6月には千賀滉大まで背中の張りで出場選手登録を外れた。救いは後輩の台頭。育成出身の石川柊太、3年目のドラ1・松本裕樹が一気に頭角を現した。「元々、彼らの能力はファームで見ていて知っていた。ウチにはいい投手がたくさんいる」。

 一方で、新鮮な力に継続を求めるのは酷なことも分かっている。「彼らが疲れてくるのは当然あること」。7月20日、術後初めてブルペンで投球練習を行った。左ヒジを気にすることなく、制限の15球を惜しむように投げ込んだ。想像以上の手応えに左腕の表情は明るい。25日のブルペンでは変化球も解禁。勝負の9月復帰へ、虎視眈々だ。

写真=井田新輔

週刊ベースボール

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