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【日本ハム】メンドーサは夕立ちみたいに急におかしくなる

7/28(金) 11:00配信

文春オンライン

むわ~っとしていたメットライフドームで

 メットライフドームは熱がこもって空気がむわ~っと重たい。入口のゲートからスタンド外周の坂道を上がっていくのだが、その途中でぐったりしてくる。「登山家は引き返すのも勇気だぞ」と思うが、あいにく僕は登山家じゃない。今季、開幕からたった2勝しかさせてもらってない西武戦にのこのこやって来た。

 7月21日、西武×日本ハム14回戦だ。先発は西武が菊池雄星、ハムがメンドーサ。席はブルペンの様子が見える位置にした。神宮やメットライフのように、観客席からブルペンが見える球場は、もうそれだけでトクした気分だ。女子ファンは間近からごひいきの投手を一眼レフで狙ったりしている。僕みたいな全体が見たいファンは、試合を見ながら視界の端にブルペンが入るようにして、試合経過とともにプルペンが動く感じを楽しむ。この日は開始30分前に着いたおかげで、かぶりつきで先発メンドーサの投球練習を見た。がんばれメンディ! 僕は去年の日本シリーズの熱投を忘れないぞ。

 しかし、メットライフドームがむわ~っと来る。これはメンドーサもバテるだろう。僕の仲のいいライオンズファンは「主力選手が次々に出て行ってしまう理由の半分は、夏場の西武ドーム球場の過酷さにある」と断言する。元の(すり鉢状の)西武球場の上に屋根だけ取り付けた吹き抜け構造なので、猛暑の季節はサウナのなかで野球をやっているみたいになる。

 それでなくてもファイターズは「移動ゲーム」だ。昨夜、札幌ドームでナイターをやって(しかも、延長サヨナラ!)、この日は飛行機で移動し、そのまま所沢でナイターだ。芝居の世界なら「乗り打ち」という。移動して、即、興行を打つのだ。これはタフなスケジュールだ。ファイターズはこの「札幌→所沢→釧路・帯広」と続くいちばんタフなところをうまく乗り切らないと、本格的にガクッと下降線をたどる可能性がある。

「炎獅子ユニ」は遠近両用悪夢

 試合が始まって、何か選手が元気ないんだなぁ。身体が重そうに見える。まだ7月だというのにこの感じか。チームが目標を見失っている。気持ちの張りがない。この感じが出ると野球もワビサビの世界に入りだす。まだちょっとワビサビは早くないかなぁ。

 しかし、この日から埼玉西武ライオンズが着用した「炎獅子ユニ」が問題なのだった。たぶんネーミングはエンジと獅子がかかっているのだろう。赤いライオンズだ。こう、遠目で見てぞっとした。すごく嫌だ。帰宅してから録画で確認するとそうでもないのだが、客席から見ていると東北楽天イーグルスっぽい。ニセ楽天? よーく見ると帽子が紺なのだが、そういうディテールの変化も「中国がつくって円谷プロと揉めてるアゴの長いウルトラマン」っぽい。これはちょっと最悪の事態になったと判断した。では、今季、ファイターズのチーム別対戦成績表(21日試合前)を見てみましょう。

 楽天 3勝10敗
 ソフトバンク 5勝10敗
 西武 2勝11敗
 オリックス 5勝9敗
 ロッテ 9勝2敗

 万遍なく負けていて、去年同様、変わらぬつき合いをしてくれてるのは千葉ロッテマリーンズだけなのだが、なかでも楽天と西武がひどくないだろうか。カモにされている。そして「炎獅子ユニ」こそは楽天と西武、2つの苦手球団のぞっとする部分を合体させた感じの、悪夢のユニホームだった。遠目で楽天に見えて、近寄ると西武に見えるって遠近両用悪夢かよ。

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最終更新:7/28(金) 12:06
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