ここから本文です

日本独自の伝統技術がこんなところに!?エイリアンフィギュアと彫刻刀の組み合わせた新感覚彫刻キット「Sofvick」

7/28(金) 6:30配信

@DIME

日本は各分野の伝統産業に恵まれている。

たとえば、刃物。日本には独自の刀剣製造技術があり、それが高品質の刃物を生み出した。ドイツのゾーリンゲンと岐阜県関市は、「ナイフの町」として世界中に知れ渡っている。この関は、もともとは日本刀の産地なのだ。
今回ご紹介するのは、関の企業が生んだ斬新な製品である。

■国内生産の彫刻刀を活かしたホビー

国内クラウドファンディング『Makuake』は、最先端製品に強いサービスでもある。

そのMakuakeに登場したのが、義春刃物株式会社が開発した新感覚ホビーキット『Sofvick』である。

それはソフトビニール製エイリアンフィギュアと彫刻刀の組み合わせで、フィギュアにはLEDライトが内蔵されている。彫刻刀でフィギュアを削ると、その部分からLEDの光が漏れる。つまり、いろいろな模様をフィギュアに象ることができるというわけだ。

義春刃物株式会社は、彫刻刀の国内ナンバーワンのシェアを誇っている。小学校で使用される彫刻刀も、この会社で製造されたものが多い。そしてこれは関の刃物メーカーの特徴だが、製品の1本1本が専属職人の手仕上げである。

人件費の安い工場で大量生産されたものとは違い、関の刃物はすべて職人の目が通っている。その品質は折り紙付きだ。

■ルーツは日本刀

ここで、関という町について少し触れてみよう。

関は日本刀の産地であるということは先述の通りだ。砂鉄から鉄鋼を作り出し、鍛造によって一振りの刀を形作る。反射炉が発明されるまで、鉄製品は鍛造でしか生産できなかったのだ。

ひとこと「鍛造」と書くのは簡単だが、実際にやるのは極めて難しい。真っ赤に熱した鉄を、大きなハンマーを持った数人の職人が全力で叩く。たった1本の刀を作るのに、これだけの労力が必要なのだ。

戦国時代の大名たちは、刀鍛冶のいる集落を確保するために様々な手段を講じた。戦国時代とは、職人の囲い込み競争の時代と表現してもいいだろう。職人の技術力は、そのまま国力に直結した。

その技術は、もちろんながら現代に至るまで受け継がれている。日本刀の子孫たちは、様々な場面で大活躍しているのだ。

■スターターキットからやってみよう

Sofvickのスターターキットというものが、Makuakeキャンペーンページ内に公開されている。

エイリアンフィギュア1体と彫刻刀2本、そして保護グローブのセットで2,400円という値段設定だ。初めての彫刻に臨む場合は、このスターターキットからやってみるべきだろう。

クラウドファンディングというと海外の二巨頭サービス『Kickstarter』と『Indiegogo』に関する話題が先行しがちだが、日本企業の動向にも注意を向けなければならない。冒頭に書いたように、我が国はあらゆる分野に通ずる伝統産業に恵まれているのだ。それを活かした新製品が、今後も続々登場するはずである。

文/澤田真一

@DIME編集部

最終更新:7/28(金) 6:30
@DIME

記事提供社からのご案内(外部サイト)

@DIME

小学館

2017年12月号
10月16日発売

定価600円

Amazonを使い倒す超賢ワザ
『iPhone X』を買うべき10の理由
開発の裏側も見せます!無印良品の家電学