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スタッフインタビュー『ジョジョの奇妙な冒険ダイヤモンドは砕けない第一章』VFXスーパーバイザー&ヘアメイク

7/28(金) 12:00配信

otoCoto

映画『ジョジョの奇妙な冒険ダイヤモンドは砕けない第一章』が8月4日に公開される。シリーズ単行本累計発行部数1億部超えの人気漫画の実写化にあたり、重要度の高いVFX制作とキャラクター制作に携わる二人に、「JOJO」へのリスペクトと制作秘話について語ってもらった。


──映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』は原作の第4部の映画化です。映画に登場するスタンドで欲しいと思うスタンド、好きなキャラクターについて教えてください。また、理由もお答えいただけますと幸いです。

太田垣香織(VFXスーパーバイザー) 私が欲しいと思うスタンドは、やはり“クレイジー・ダイヤモンド”でしょうか。物をよく壊したりするので。好きなスタンドは、“エコーズ”ですね。なにより可愛い。

酒井啓介(ヘアメイク) 私も“クレイジー・ダイヤモンド”です。傷を直せるから便利ですね。

──スタンド描写は今作のキモとも言えるかと思います。実写との融合で違和感を生み出さないために、一番苦労した部分、ここを観てほしい!というこだわりの箇所を教えてください。また、原作を忠実に再現した部分、逆にオリジナル要素を高めにした部分はどこですか?

太田垣 2016年7月にキャラクターのモデリングスタートして、今年の6月にVFXカット全カットが完成しました。“漫画そのまま”のキャラクターを作るのはそんなに難しいことではありません。しかし、漫画そのままのキャラクターが実写の世界観に馴染むとは限りません。荒木先生の世界観を残しつつ実写らしいスタンドを作るのは苦労しました。

原作そのままというスタンドはいません。微妙にオリジナル要素をいれています。例えばクレイイジーダイヤモンドとスタープラチナは漫画では裸のように見えますが、実写ではボディスーツを着ています。バッド・カンパニーも現代的な兵士になっています。

──『JOJO』というある意味“髪型”が命の作品において、キャラクターの再現のためにどれだけ研究を重ね作り上げていったのでしょうか?中でも特徴的な仗助のリーゼントの造形や、仗助以外に苦労したキャラクターの髪型、そしてここを観てほしい!というこだわりを込めた箇所を教えてください。また、特に原作を意識した部分や、変えた部分などはありますか?

酒井 漫画のキャラクターを人間に起こす上で先ず世界観がどのレベルかという事、現実世界がゼロだとするとそこにどれだけ色が乗るのか、その乗った色の強さと同じ位メイク&ヘアの印象の強さも乗っけるイメージでした。ヘアスタイルはそれぞれキャラクターのモデルになる人が実際に居たとしたらどんな人なのかというのを想像して現実の世界でその髪型にしても不可能ではない、嘘にならないギリギリのスタイルというところで作りました、原作での仗助の頭はリーゼントとしては理想的な形なので割と苦労せず形に出来た気がします、拘りの部分はフロントのラインです。

1番手がかかったのは形兆でした。現実の中では成り得ない形なのでどうリアルに観せるかが難しく、三つ編みや前髪に表情を出して人間らしさをどれだけ表現出来るかを撮影がアップするまで直し続けました。オリジナル要素としてはアンジェロのメイクです。アンジェロはいつも闇の中に存在しているので不気味さを、デフォルメされた質感でインパクトのある表現をしたいと思いました、見たら鳥肌が立つ様な生き物というイメージでした。

──『ジョジョの奇妙な冒険ダイヤモンドは砕けない第一章』の見所を教えてください。

太田垣 クランクイン前に荒木先生から直接言われたのは、「まさにそこにいるスタンドにして欲しい」というオーダーでした。「それは実写に馴染んでいることなのか?」「生きているように見えるということなのか?」VFXチームが悩みながら作り上げたスタンドは見所だと思います。

酒井 見所としてはやはりスペインという独特な世界観の中に存在する日本のヤンキー高校生の雰囲気ですね。

最終更新:7/28(金) 12:00
otoCoto

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