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【世界水泳】萩野公介、「守り攻め」で銀 伊藤華英氏「『世界が俺の舞台だ』という雰囲気」

7/28(金) 13:58配信

THE ANSWER

200メートル個人メドレー、瀬戸大也5位は「今後の戦略立てる上でいい経験に」

 水泳の世界選手権(ブダペスト)は27日(日本時間28日)、競泳の男子200メートル個人メドレー決勝で、萩野公介(ブリヂストン)が1分56秒01をマークし、13年バルセロナ大会以来の銀メダルを獲得。ライバルの瀬戸大也(ANA)は1分56秒07の5位でメダルを逃した。元北京五輪、ロンドン五輪代表の伊藤華英氏は、萩野について「金メダルは獲れませんでしたが、『世界が俺の舞台だ』という雰囲気を感じた」と称賛した。

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 萩野にとってリオデジャネイロ五輪で銀メダルを獲得した200メートル個人メドレー。米国の新鋭、ケイリシュに後塵を拝したが、再び銀メダルを手にした。

「萩野選手自身は金メダルを狙っていたと思いますが、実力があることを見せてくれた。価値のある銀メダルだったと思います」

 伊藤氏はこのように評価。なかでも、感じたのは「金メダリストの貫禄」という。

「右肘の手術もあって、守りながらも攻めるという状況だったと思います。4月の日本選手権では思うような泳ぎではなかったかもしれませんが、『世界が俺の舞台だ』という雰囲気で強気に泳いでいた。普通の選手なら予選、準決と全力で泳がないといけませんが、彼の場合は予選で力を調整できるレベルにある。強い選手になったと思います」

 こう話した上で「右肘についても不安は払拭できた。実力は本物でしょう」と分析した。

新鋭Vに感じた米国の本気…伊藤氏「今大会は五輪明けと思えないくらい高レベル」

 一方、ダブル表彰台、はたまた萩野逆転も期待された瀬戸は5位に終わった。

「彼はまだ萩野選手とは対照的にチャレンジする立場。疲れもあったのかなという印象です。バラフライを泳いでいた影響もあったと思います。ただし、これは五輪じゃないので、大会を通しての戦略を立てる上でいい経験になったと思います」

 日本勢2人に注目が集まった中で伊藤氏の目に留まったのは、優勝したケイリシュだ。

「今大会は五輪明けと思えないくらいレベルが高い。なかでも、彼はフェルプス選手の陰で隠れていたけど、引退によって芽が出た。アメリカ代表チームとしても本気度を感じます。日本も東京五輪に向けて頑張らないといけない。いい刺激になっていると思います」

 大会も中盤を迎え、日本の金メダルはゼロ。トビウオ・ジャパンの巻き返しなるか。注目は高まる。

◇伊藤 華英(いとう・はなえ)

 2008年女子100m背泳ぎ日本記録を樹立し、初出場した北京五輪で8位入賞。翌年、怪我のため2009年に自由形に転向。世界選手権、アジア大会でメダルを獲得し、2012年ロンドン五輪に自由形で出場。同年10月の岐阜国体を最後に現役を退いた。引退後、ピラティスの資格取得。また、スポーツ界の環境保全を啓発・実践する「JOCオリンピック・ムーヴメントアンバサダー」としても活動中。

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

最終更新:7/28(金) 13:58
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