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イケメンと、ソーダメーカーの、ある生活。

7/28(金) 19:18配信

東京ウォーカー

「おはよう」という優しい声で夢からさめる。目を開けると、ともくんがいた。わたしの大好きな大好きな彼氏、ともくん。

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ともくんは、東京大学の2年生。今年のミスター東大の出場が決まり、最近はずっと忙しそう。「久しぶりに一日ゆっくり出来るから、どこか行こっか」なんて話をしていたのに、気づけばもう11時。早く準備しないと!

ともくんは最近、わたしが友達の結婚式のビンゴで当てたソーダメーカー「ソーダストリーム」にハマっている。水にしゅわっと炭酸が入る瞬間に知的好奇心が刺激されるみたいで、「化学の実験をしているみたい!」と楽しそうに炭酸水を作っている。

ミスコン繋がりの女の子から、炭酸水洗顔をすすめられたともくんは、「ミスター東大になるために、美容にも気をつけなきゃ」と炭酸水洗顔を毎日実践している。この話を聞いたときに、ちょっとヤキモチを焼いちゃったのは、ともくんには内緒だ。でも、ともくんが女の子と仲良くするのは、やっぱりいい気はしない。

話を聞いたときのことを思い出して、むむむっと思っていると、わたしの気持ちを知ってか知らずか、「一緒に入る?」とともくんが声をかけてきた。え~無理無理~!と断ってしまったけれど、もったいなかったかな。でも、ともくんの裸と炭酸水なんて、わたしには朝から刺激が強すぎるよ~!

シャワーから出たともくんは、「なんかお腹すいちゃったね、軽くブランチしてから出ようか」とキッチンに立つ。おばあちゃんっ子だったともくんは、小さいころからよくおばあちゃんと一緒に料理をしていたらしく、いつも美味しい料理を作ってくれる。

料理が苦手なわたしよりも上手で、わたしの立場がない。一度だけ、こんな彼女でごめんね、と謝ったら、「苦手なことを無理にやるより、得意な俺が作った料理を、美味しい!って笑顔で食べてくれる方がうれしいよ」と言ってくれて、そこからはともくんに甘えてしまっている。

料理が出来る彼氏っていいな~と思いながら料理をするともくんを見ていると、「お腹すいちゃった?これでも飲んでちょっと待っててね」と「スイカレモンソーダ」を出してくれた。スイカとレモンの爽やかなドリンクは、起き抜けの夏の朝にぴったりな味だった。

これ美味しいね~と言うと、「スイカを一口大に切って、レモンを薄く半月切りにして、塩ひとつまみ入れた炭酸水に入れるだけ。ちょっと時間を置くと、よりフルーツの味が強くなるから美味しいよ。スイカのカリウムとレモンのクエン酸が夏にはぴったりだし、塩の効果で水分が身体に素早く浸透してくれるよ」と嬉しそうに説明してくれる。

ちょっとわたしにはむずかしくてよくわからないけど、美味しいな!

ジュースを飲みながら待っていると、次は鯛を薄切りにしていくともくん。

すごいなあ、魚もさばけちゃうなんて。頭が良くて優しくて料理もできるこんなイケメンが、なんでわたしと一緒にいてくれるんだろう?と、ともくんの横顔を見ながらぼんやりしていると、ともくんの声で現実に戻される。

「2品目は、『ポン酢ソーダカルパッチョ』。2gのゼラチンを水でふやかして10秒加熱して、その中に、ポン酢大さじ2と炭酸水大さじ3を入れて混ぜ合わせて冷凍庫で急冷したら鯛の刺身に乗せるだけの簡単料理だよ。最後にオリーブオイルをかけると香りも豊かになっておすすめ。炭酸水は魚の臭みを消してくれる効果もあるから、生臭さが苦手な人も美味しく食べられる料理だよ。最近ジュレポン酢が流行っているけど、この料理なら簡単に作れるから、パーティーとかにもおすすめできる料理なんだ」と、ともくん。

説明っぽい話し方がちょっと気になるけど、一口食べるとすっごく美味しくて、違和感もすぐに消えてしまった。

それにしても、頭がいい人の特徴なのか、ともくんも凝り性で、料理の時も出来るだけ「ソーダストリーム」を使おうとする。ちょっとやりすぎかな、とも思うけど、ちょっと夏バテ気味のわたしには、しゅわっとする料理は食べやすくて助かる。

あ、いちご!ともくんが冷蔵庫から、瓶の中で炭酸水に浮いているいちごを出してきた。「うん、いちご大好きだもんね、デザートも作ろうね」と言って、何やらまた新しく作りはじめるともくん。本当に至れり尽くせりだな~。

「まだ僕は未成年だけど、食前酒のお供にもぴったりの『しゅわしゅわいちごのパーティ・クラッカー』。クラッカーの上に、クリームチーズとヨーグルトと砂糖、塩を混ぜ合わせて作ったクリームを塗って、その上に6時間炭酸水にひたしたいちごを乗せるだけの簡単デザート。しゅわしゅわないちごの食感が楽しい一品だよ」

これを聞いて、さすがのわたしも、この違和感が気のせいではないことに気がつく。やっぱり何かおかしいよ!まるでわたしではない誰かに、話しかけているみたいだ。

「ねえ、ともくん、あのさ……」

そう言いかけたわたしの口をふさぐように、「しゅわしゅわいちごのパーティ・クラッカー」のいちごを「あーん」としてくるともくん。

「美味しかった?さ、そろそろ行こっか。行きたいって言っていた水族館にでも行こうよ」と無邪気な笑顔を向けてくる。

この笑顔、大好き!やっぱりともくん、かっこいい~!好き~!と気持ちが高まり、思わずともくんにも、あーん返しをする。

結局この違和感の正体はわからないままだけど、ま、いっか。ともくんはイケメンだし、わたしの大好きな大好きな彼氏なんだから!

【ウォーカープラス編集部/取材・文=大原絵理香、撮影=神保達也、モデル=田中智大】

最終更新:7/28(金) 19:26
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