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人との付き合いが拡がり、深まる――それがクルージングの魅力(前編)

7/28(金) 6:00配信

ダイヤモンド・オンライン

 クルージングのベテランは、スポーツ&ウェルネスを実践するベテランでもある。レジャーを満喫し、リフレッシュして過ごす場が次のビジネスの活力にも。

● クルーザーは趣味の場であり、 社交の場である

 快晴の熱海マリーナ。青空の下で、ひときわ白く輝くクルーザー「パシフィック・シーウェイ」号(40フィート)と、「モデナ」号(26フィート)。

 2艇のオーナーは小林武広さん。クルーザー歴40年以上のベテランだ。

 「このマリーナには他にマリンジェット(水上バイク)も預けています。もともと釣りが大好きで、自分で船を操縦したいと思って小型船舶1級の免許を取りました。それが21歳の時です。

 免許を取ったら、やっぱりいつかは自分の船で海に出たいと思うようになって。人生初のクルーザーを買ったのは30代になってからでした」

 一度は船を手放したものの、再び15年前に現在のクルーザー2艇を入手。以来、年を追うごとに海に出る時間が増えていく。

 代表取締役を務める東京の会社の業務を息子に任せる割合が多くなってきたこともあり、7年前にはマリーナの近くに別荘を建てた。

 「もともと熱海は曽祖父の代から縁のある土地。父親が旅館を経営していた時期もあり、その頃からの知り合いもいます。

 東京より温暖で過ごしやすいし、何より船があるので近い場所にと思っていたところ、いい土地が見つかったので購入しました。今は断然、熱海で過ごす時間が多くなりました」

 クルーザーの上部に設けたフライング・ブリッジ(操船席)に立つと、小林さんの目がさらに輝く。

 「海に出ていると本当に気持ちがいいんです。この船で、大島や八丈島まで出かけていくことも、ちょくちょくあります」
 
 1メートル超えのシイラや4キロ級のカサゴを始め、ワラサ、アマダイなど、大物を釣り上げることも、しょっちゅう。釣果は近所の店に持ち込んだり、別荘に持ち帰り、自分でさばくこともある。

 小林さんにとって、クルーザーは自分の趣味を楽しむ場所であると同時におもてなしの場でもある。

 家族だけでなく、友人、社員、そしてビジネス・パートナーなど、あらゆる人を招いて海に繰り出す。

 「社長は人を喜ばせるのが大好きで、頼まれたら絶対にノーと言わない性格。いつもたくさんの方と一緒にクルージングを楽しまれています」

 マリーナのハーバー・マスター近藤ひろみさんは話す。パシフィック・シーウェイ号にはキッチン、シャワールーム、ベッドルームが3つと、ウォシュレット付きトイレも完備されている。

 また、バナナボートやシーカヤックも搭載するので、洋上で釣り以外のレジャーも満喫できる。

 後編へ続く

文=牧野容子 写真=吉澤健太 取材協力=山口勝一郎、熱海マリーナ株式会社

牧野容子

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