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投資のリズムは3の倍数が基本!

7/28(金) 6:00配信

ダイヤモンド・オンライン

株の世界にいる一流のプロは、どんな状況でも通用する考え方や相場の習慣を持身につけている。『40年稼ぎ続ける投資のプロの株で勝つ習慣』の著者、岡本昌巳氏が教える「プロが大事にしている数字の習慣」とは?● 素数は投資家心理に響かない

 相場のプロは、数字を見るとき、フシを大切にする。フシを抜けば、チャート的にも心理的にも壁を越えたのと同じような効果をもたらすからだ。

 一方、プロが嫌う数字がある。それは1とその数でしか割ることができない数字だ。

 例えば7だ。1と7でしか割れない。プロは「7はラッキーセブンではない。アンラッキー7だ」と苦笑いする。

 1とその数でしか割ることができない数字は、「素数」という。

 例えば、300円台で言えば、「307、311、313、317、331、337、347、349、353、359、367、373、379、383、389、397」がそれだが、プロにとって素数は鬼門の数だ。

 なぜ、プロが素数を嫌っているかというと、347円買い、349円買い、350円買い、353円買いのどれが投資家心理に響くかを考えていただきたい。やはり、切りのいい350円買いだろう。

 フシの数字はイメージがわきやすい。イメージがわきやすいというのは、心理的にも入り込みやすいということだ。素数はどうも心に響かない。中途半端な数字というイメージが強く感じられるからだ。あくまでもアノマリーの世界だといわれれば、その通りだが、なんとなく納得してもらえるのではないだろうか。

 だから、プロは「切りのいい数字、直近の高値、昨年来高値、年初来高値、上場来高値、週・月足など中長期チャートを見て、なかなか抜けなかった株価ゾーン」を大切にする(それらの高値が素数の場合、プロはその上の素数ではない切りのいい数字を選ぶだろう)。

● 6ヵ月高値期日前後に イベントが演じられることも

 相場のプロは、物事のリズムとして「3の倍数で考える」習慣がある。ただ、これは理に適っている。日本には3ヵごとに4つの四季がある。年12ヵ月は3で割れる。株式の制度信用取引の返済期限は6ヵ月だ。

 私は恒常的に年に4回、株式セミナーを開いている。上場企業の決算は4半期ごと。外国人投資家の中心勢力であるヘッジファンドの解約は年に4回。いずれも3ヵ月おきだ。

 長々ダラダラと物事を追うより、ある時間単位で追ったほうが物事がわかりやすく見える。人間のリズムとしても3ヵ月が最もしっくりいくリズムなのかもしれない。

 とくに相場の世界では、6ヵ月を重視することが多い。やはり信用取引の信用期日が6ヵ月ということが大きな要因だ。とくに高値をつけたあとの6ヵ月後がポイントとなる。

 高値をつけたときは、信用買い残が膨らむ。買い(現物買いプラス信用買い)が膨らんだから高値をつけるというのは理屈からもわかりやすい。

 その高値期日となる6ヵ月後を迎えようとしているとき、信用買い残がピークからどれだけ減っているかを見る。何割も大きく減っていれば、期日売り懸念は乏しく、買い仕掛けが入ることがある。仮に買い残の水準が高くても、買い残の整理が進む高値期日の通過後には、株価は軽くなることが多い。

 高値期日6ヵ月明け前後にイベント(何かの買い仕掛け、売り仕掛けが演じられるケース)があることを想定しておけば、いきなり動意づいても(株価が動き始めても)慌てずに対処できるだろう。

岡本昌巳

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