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女の幸せに、結婚も夫婦関係もいらないレバ? ”タラレバ3人娘”のような女同士の関係こそ不可欠!?【後編】

7/28(金) 18:00配信

ダ・ヴィンチニュース

結婚を選ぶか、独身の自分を徹底的に肯定するか

『東京タラレバ娘(9)』の最後のおまけページでは、東村アキコさんが、このシリーズを読んで焦って婚活して結婚した女性たちのことを喜んでいます。このような“駆け込み婚”について水無田さんはどう思われますか。

水無田気流さん(以下、水無田) それって、この作品のひとつの側面に過ぎないんじゃないのかなと思います。もちろん東村さんも、結婚したいならしてほしいという気持ちはあるでしょう。けれどもこの作品を読んで思うのは、タラレバ言ってるぐらいなら駆け込みでも結婚を選ぶか、あるいは独身の自分を徹底的に肯定するか、どちらかに軸足を定めないと自分に評価を与えてあげることはできないということだと思うんですね。そうはいっても出産にはタイムリミットがありますので、結婚に踏み切るのは決意として重要だと思いますけれども。いずれにしても、日本の女性はなかなか自己肯定感を持ちにくいのが現状だと思います。

“私の幸せ”と“女の幸せ”は大きく違う

――自己肯定感を持ちにくい理由とは?

水無田 結婚相手はできるだけ理想のタイプでなければいけない。夫婦は仲良くなければいけない。仕事もやりがいがあって楽しくなければいけない。子どもを産んだらちゃんと子育てできるママにならなければいけない。そういう風に仕事もプライベートも完璧な女性というのは、ブルゾンちえみさんもネタにしていますが(笑)、実際にはなかなかいません。ところがみんなそこを追い求めているから、理想と現実の間の葛藤が大きくなり、自己肯定感も持ちにくくなるわけです。もっと言うと、“私の幸せ”は私ひとりで追求可能なのですが、“女の幸せ”となった瞬間、パートナーがいないと成立できなくなってしまう問題もすごく大きいですね。

――確かに。女の幸せイコール結婚、結婚イコール出産という考え方も根強くあるように感じます。

水無田 それはありますね。そういう意味で日本は非常に遅れています。先進諸国で出生率が回復している国の多くは、スウェーデンやフランスもそうですが、産まれてくる子どもの過半数が婚外子なんですね。たとえばスウェーデンの場合、女性の平均初婚年齢は31歳ですが、第一子出生平均年齢は28歳。つまり、結婚という法的手続きをとらないカップルが増えていて、結婚と出産のタイミングもバラバラなんです。そのように「結婚の柔軟化」が進んだ結果、少子化も解消してきているんですね。

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