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子どもの保育園卒園とともに退職し フリーランス起業で小1の壁を乗り越える

7/28(金) 12:01配信

CREA WEB

戸田星紗(とだ せいさ)さん
家族:長男 亘生くん(小3)、次男 寧くん(小1)
肩書き:ままがし研究家
働き方:フリーランス

ママのわがまま(ニーズ)に応える安心安全なお菓子「ままがし」で起業

 にっこり笑うとパッと花が咲いたよう。明るさが身上という戸田さんは、現在小学3年と1年の男の子のシングルマザーだ。

 4人姉妹の3番目という戸田さんは、昔からお菓子作りが大好き。

 専門学校を卒業後は迷わずケーキ屋さんに就職。その後はカフェ、専門学校の製菓アシスタント、料理家のアシスタントを経験しながら、プライベートでも頼まれればお菓子を作るなど、お菓子作りから縁が切れたことはない。

 2010年に次男を出産後、恵比寿のカフェで働いたことが現在の活動に大きくつながることとなる。このカフェで戸田さんは、素材のもつ美味しさ、安心安全なものを選ぶ大切さを学ぶ。独身時代には、「質」よりも「安さ」にこだわっていたが、子どもができてからは「質」が大切であることを感じていた戸田さんにとって、このカフェで教えられたことはストンと腑に落ちるものだった。

「おいしくて、さらに体にいいものであればもっとうれしいですよね」

 多くを教えられたカフェだったが、残念ながら戸田さんが働き始めてから1年ほどで閉店となってしまった。その後は、ダイニングカフェ会社の系列店で働く。そこでパートタイムで働きながら、自分自身の活動として2012年「ままがし」をスタートした。

「ままがし」は、できるだけ安心安全な食材を使用して作る「ママのいろいろなわがままを叶えるおやつ」「ママが作るママと子どものための手作りおやつ」がコンセプトだ。

 短時間で作りたい。アレルギーがあってもおいしいお菓子を食べたい。乳製品や白砂糖は入れたくない。そんなママのわがまま(ニーズ)に応えながら、1日限定の焼き菓子出張販売、近所のママさん向けの単発レッスン、ニーズに合わせたケーキ作りなどで、多くのママたちの期待に応えてきた。

 会社での働き方は、パートタイムからフルタイムに変わっていたため、次第にフルタイムでの勤めと「ままがし」の活動との両立がむずかしくなり、2017年3月に退職。本格的に「ままがし」を普及させるためにフリーランスとなった。

 現在は、2017年8月からの「ままがし継続レッスン」を本格的に軌道に乗せるための準備に忙しい。今までの「ままがし」のコンセプトはしっかりと継承し、単発レッスンや販売のノウハウを活かし、集客、告知、体験レッスンのカリキュラムやテキスト、打ち合わせ、お菓子の試作などを繰り返す毎日だ。

「ままがし継続レッスン」は、単にお菓子作りを教えるだけではなく、食の安全や、美容や心の持ち方にまで話をすすめた総合的なレッスンにしていきたいと考えている。

 睡眠時間を削らざるを得ない多忙な日々ではあるが、フルタイムの仕事を辞めたことで家にいる時間は格段に増えた。結果的に、下の子が小学校に入るタイミングで働き方を変えたのはよかったと実感している。小1の変則的なスケジュールに、なんとか合わせることができるからだ。

 さて、現在シングルマザーの戸田さん。どうやって家事を回しているのだろうか。

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最終更新:7/28(金) 12:01
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