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世代臭、30代は要注意 ストレスで脂臭女子に?

7/28(金) 5:00配信

日経ウーマンオンライン(日経ウーマン)

 こんにちは。前回はにおいの原因となる汗には「エクリン腺」と「アポクリン腺」からの2種類があることをお伝えしました。今回のテーマは、「世代」「季節」などで変化するにおいについてお届けします。

【関連画像】生理中「においが気になる」人も多い (C) PIXTA

●年齢によって汗や皮脂の「量と質」が変わり、体臭も変わる

 世代ごとに独特の体臭があることを知っていますか?

 赤ちゃんや子どもは汗をかいたときに酸っぱいにおいがするくらいでほとんど体臭が気にならないのに、中年男性は脂っぽいにおいがしたり、高齢者になるといわゆる「加齢臭」と呼ばれる独特のにおいがしたり……。

 ライオン ヘルスケアマイスターの山岸理恵子さんによると、

 「体臭とは、汗と皮脂に含まれる成分の分解物や酸化物で発するにおいです。汗や皮脂の量と質が世代ごとに変わることで、においも変わります」と話します。

赤ちゃんは酸っぱい汗のにおい、30代は皮脂臭

●赤ちゃん~小学生 → ツンとした汗のにおい

アポクリン腺がまだ活性化していないため、においの多くは、水分が99%を占めるエクリン腺からの汗のにおい。汗が放置されると、常在菌によって分解されて、ツンとしたにおいに変わる。

●中・高校生 → スパイシー、生臭い、ツンとしたにおい

エクリン腺からの汗に加え、思春期になるとアポクリン腺が活動を始めるので体臭に個人差が出て来る。皮脂の量も増えて臭いやすくなる。

●大学生~30代 → 古い油のようなにおい物質「ペラルゴン酸」

エクリン腺、アポクリン腺から出る汗のにおいに加え、皮脂量がピークを迎える30代以降の特に男性は、首・胸・背中などの体幹部に集中する皮脂腺から分泌された皮脂が酸化され、その一部がにおい物質「ペラルゴン酸」に変わる。女性でも脂っぽい体臭が気になる人は、ストレスや疲れによって活性酸素が増え、皮脂が酸化されやすい状態になっているのかも。生活を見直して。

●40~60代 → 加齢臭「ノネナール」

主に50代以降になると、加齢臭が出始める。皮脂腺のなかで増え始める「パルミトオレイン酸」が過酸化脂質と反応することで発生する「ノネナール」が原因物質。ノネナールは、梅雨時のカビた古本のようなにおいに似ているそう。

●60代以降 → 老人臭

汗や皮脂の分泌が衰え、加齢臭も若干減少する反面、アンモニアを原因物質とする老人臭が発生する。これは、腸内環境の悪化によって、悪玉菌が便を分解することで発生したアンモニアが、腸壁から血中に吸収され、汗に混ざって肌の表面に出てくるため。

 世代によってこんなににおいが変わるとは驚きです。これらの「世代臭」は、メタボリックシンドロームや過度なダイエット、飲酒、喫煙、ストレス、疲労などに影響されるそうです。

●実は夏よりも冬にかく汗のほうが濃い!

 においといえば夏の悩みの代表ですが、意外なことに、同量の汗を比較すると、夏よりも、冬の汗のほうが臭う可能性があるとか。

 「冬は汗の量が減るので、使われないエクリン腺の一部は休眠状態になります。少ない数のエクリン腺から汗が出るので、ミネラル分を多く含む濃度の高い汗をかくといわれています」(山岸さん)

 冬の方が“濃い”汗をかくものの、汗の絶対量は夏のほうが断然多いため、汗臭さを比較すれば、もちろん冬より夏のほうが臭いやすいそう。

 また、冬の間に休眠していた腺が目覚めて最初の汗をかいたときは、においがより強くなる可能性もあるとか。春先に暖かくなり、久しぶりにかく汗は、臭う可能性があるので要注意かもしれません。

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