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しんどかった30代の婚活 出会った男性全員が「子どもを希望」

7/29(土) 7:47配信

NIKKEI STYLE

 こんにちは。ライターの大宮冬洋です。今日は、10年間恋人がいない川本麻里さん(仮名、35歳)とのおしゃべりの最終回です(前回記事はこちら)。愛知県内の中堅メーカーで総合職として働く麻里さんとは、名古屋の住宅街にある総菜カフェでランチをしながら話しています。
 麻里さんはインタビューにも快く応じてくれて、楽しくおしゃべりしてくれます。昔はワガママだったそうですが、緊張感漂う製造現場でもまれた今では気遣い上手の大人になっています。ただし、プライベートでは不器用な一面が出てしまうようです。
 「結婚にはずっと興味がありませんでした。両親の仲が悪かったので、ロールモデルが身近にないんです。幸せな結婚生活が想像もつきません」
 とはいえ、パートナーは欲しいという気持ちもあります。いろいろな感情があって当然ですよね。2年前から1年間、結婚相談所とネットを併用した婚活をやってみたそうです。
 「命をすり減らした1年でしたね……。10人ぐらいと会いましたが、好意を持てない人と一緒にいることはしんどいです」

■背が低いのを気にする男性 私は気にならないのに

 麻里さんが会ったのは26歳から42歳までの男性たち。かなり年齢に幅がありますが共通点があります。全員が「子どもが欲しい」と希望していることです。子どもが欲しいと思ったことはないし子育てをする自信がない麻里さんは戸惑いを覚えました。恋愛感情よりも結婚生活の条件などが先立つと重苦しい気持ちになってしまいますよね。
 それでも「嫌じゃない」と思った男性がいました。会社員の智明さん(仮名、42歳)です。3回ほど会い、結婚を前提に交際しようかどうか迷ったという麻里さん。なぜ先に進まなかったのでしょうか。
 「お付き合いするのが面倒になってしまいました。彼は自分の背が低いことを何度も口にします。あまりにネガティブ発言を繰り返すので、私の上司にも背が低い男性がいるけれど、そんなことを感じさせないぐらいすばらしくて器が大きな人だと何度も言ってあげました。でも、相変わらず気にするんです。私はヒールの靴を履くと170センチを超えてしまうので、変に気にされるとオシャレもできません。同じぐらいの身長の男性と目の高さを合わせて笑ったりできることをうれしく感じる女性もここにいるのに……」
 自分の体にコンプレックスがない人はむしろ少数派だと思います。僕だっていろいろありますよ。Lサイズの男性用帽子でも入らないほど頭がでかい、などです。でも、気にして引っ込み思案になっていたら自分は損をするし、周囲は面倒臭いだけですよね。
 腹回りや口臭など改善できることは努力したほうがよいですが、頭蓋骨を小さくすることはできません。「昔の俳優はみんな顔が大きかった。小顔ではなく、いい顔になることを目指そう」ぐらいに割り切る必要がありますよね。僕たちはとっくに大人です。自分のコンプレックスぐらい自分で処理しましょうよ。

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最終更新:7/29(土) 7:47
NIKKEI STYLE

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