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夫を亡くした後、職場復帰に最も助けとなったのは、上司がしてくれたある1つのこと

7/29(土) 20:10配信

ライフハッカー[日本版]

Inc.:26歳だった夫が突然この世から去ったとき、とても仕事のことを考えられる状況ではありませんでした。夫を失ってからの何日かは茫然自失の状態で、何も手につきませんでした。会社には、たぶん妹が電話をしてくれて、私がしばらく会社に戻れないことを伝えてくれたのだと思います。

【画像】夫を亡くした後、職場復帰に最も助けとなったのは、上司がしてくれたある1つのこと

私は臨床心理士として働いていました。ありがたいことに同僚たちはみな、大切な人を失い深い悲しみに沈んでいる人をどう扱えばいいかを熟知し、私が仕事をできる状態ではないことも理解してくれました。が、その一方で、苦しみを抱えた患者たちが私の帰りを待ってもいました。

受付係が、私に入っていた翌月の予約をすべてキャンセルしてくれました。患者たちには、私の家族に緊急事態が発生し、オフィスにいつ戻れるかはまだわからないと伝えられたそうです。

2、3日後に、上司であるスーパーバイザーが電話をくれました。彼女は、必要なことがあれば何でもすると言ってくれ、同僚たちも同様だ、と伝えてくれました。また彼女は、同僚たちが葬儀に出席してもかまわないか、それとも、仕事とプライベートは分けておきたいか、と尋ねてくれました。

私は、同僚の誰が来てくれてもかまわない、彼らの心遣いに感謝しますと伝えました。同僚の多くが葬儀に出席してくれました。欠席だった人たちも、食べ物やカード、花を贈ってくれたり、親切な言葉をかけてくれました。

職場への復帰

短期障害休業手当があったので、私は数カ月間、休職できました。復帰できるようになるまで、ゆっくり時間をかけられたのはとてもよかったと思っています。

人生がひっくり返ってしまった当初は、とてもセラピストとして働ける状態ではありませんでした。でも、数ヶ月経つうちに、心の痛みこそは消えませんでしたが、新しい現実を受け入れはじめ、友人や家族とも時間を過ごせるようになっていきました。

職場に復帰する1週間前、スーパーバイザーが再度電話をくれました。彼女は、私がスムーズに復帰するために何かできることはあるか、と尋ねてくれました。

また、彼女は率直にこう聞いてもくれました。「家族の不幸について、オフィスで話題にされたり、心境を尋ねられたりしてもかまいませんか?」こうやって、私がどうしてもらいたいかを尋ねてくれたことが、一番ありがたかったです。

私は、同僚たちから心境を尋ねられてもかまわないと答えました。なにしろ、彼らは大切な人を失った者の悲しみをよく理解しているセラピストなのですから。でも、勤務時間中は、そのことについて触れないようにしてほしいと伝えました。

復帰後の私のスケジュールは1日中、予約で一杯でした。同僚たちもみんな予約を抱えていました。私は、患者たちに対応する間のわずか2分間の会話ではとても助けにはならないと思い、さらには、喪失感と悲しみが呼び起こされてしまい、患者たちをうまくサポートできないかもしれない、とも思いました。

私は仕事に復帰する日を変えてくれるように頼み、それから、その日は患者の予約を入れないでほしいと頼みました。溜まったメールを処理し、同僚たちとゆっくりと言葉を交わす1日にしたかったのです。そのほうがスムーズに復帰できると考えました。

こうしたことを話し合った後、スーパーバイザーは同僚たちにメールを送りました。それは、私がいつ職場に戻るか、どうすることが私への最良のサポートになるかを伝えるものでした。

26歳で夫を亡くすのは大変なことでしたが、スーパーバイザーや同僚たちのおかげで、可能なかぎりスムーズに、職場に復帰することができました。彼らのサポートに心から感謝しています。

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