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【国内LCC大解剖】安全性は大手と同等? 安さの秘密は“1日の往復数”にあった

7/29(土) 19:30配信

週刊女性PRIME

 かつては高嶺の花だった空の旅を身近な存在に変えたLCC(格安航空会社)。国際線は便数が全体の2割強を占めるなど大幅増。国内線でも、JTB総合研究所の『LCC利用者の意識と行動調査2015』によれば、「LCC就航がきっかけで国内旅行をした」人が約33%にのぼり利用者は増加傾向にある。

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 一方、「サービスや安全面が不安」「利便性が低そう」などの声があるのも事実。実際はどうなのか、素朴な疑問を専門家2人にぶつけてみた。

そもそもLCCって? なぜ安い? 

「LCCとは『ローコストキャリア(Low Cost Carrier)』の略称。サービスや人件費を必要最小限に絞り、コストを抑えることで大手に比べ運賃をグッと安くしています」

 とは、作家で航空ジャーナリストの秋本俊二さん。

「コスト削減の大きな秘訣は、1日の往復数が多いこと。大手は1日3往復でも、LCCは5往復以上している路線もあります。飛行機は止まっていたら稼ぎを生み出しません。LCCは往復便を増やすため、夜中発着の便があったり、機内に乗客がいる間にもゴミ回収を始めたりします。着陸の数十分後には、もう出発する便もあるほどです」

 そのほか、全員に提供する機内食をなくす、空港使用料を削減するため地方の空港に発着する、代理店を通さずネット上で直売するなど、あらゆる工夫で安さを実現しているという。

 そのリーズナブルな価格は折り紙つき。航空ジャーナリスト・航空写真家のチャーリィ古庄さんは、

「現在、国内のLCCは4社。たいていは4、5000円から10000円程度で日本各地に飛べます。僕は500円で乗ったこともありますよ」

気になる安全性は? 事故や故障は多い? 

 ここまで安いと、心配なのが安全性。中古のボロい機体でも使っているの? 

「いいえ、LCCでは新造機が主力。小型で定員180人ほどですが、大手も国内線は同じくらいの大きさですし、揺れやすさや居心地にほぼ変わりはありません。また、日本の航空法は安全基準が厳しく、LCCも当然、それを満たしている。安全性については大手と同等といえます」(チャーリィさん、以下同)

 実際、日本のLCCは、これまでに死者を出すような大事故は起こしていない。海外のLCCでの事例はあるが、その航空会社はつぶれてしまった。

「1度でも何かあると会社自体の存続が危ないとわかっているので、各社とも安全性の確保には必死です」

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最終更新:7/29(土) 19:30
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