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ドラクエXI、異例の「同時発売」に透ける狙い

7/29(土) 6:00配信

東洋経済オンライン

 プレーヤー自身が主人公となり、世界を脅かす魔王を倒すために壮大な冒険物語をひもといていく――。いくつもの社会現象を巻き起こしてきた家庭用ゲームの超人気作、ドラゴンクエストシリーズの最新版「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」が、本日7月29日に発売となった。

「PS4」と「3DS」で同時開発・同時発売を敢行

 ドラゴンクエスト(ドラクエ)は1986年発売の「ドラゴンクエストⅠ」から30年続くロールプレイングゲーム(RPG)シリーズ。累計出荷本数が2015年時点で6600万本を超えるビッグタイトルだ。2014年には「最も長く続いている日本のRPG」としてギネスブックに登録もされている。

 その最新作で11作目となるドラクエXIの最大の特徴といえば、「PS4」(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)と「3DS」(任天堂)という2つのハードに向けてソフトを同時開発、同時発売を敢行したことだ。これまでドラクエはリバイバル版を除いて、新作登場時には1つのハードを選んでソフトを投入してきたが、初めての試みとなる。

■ドラゴンクエストの「変わらなさ」

 ドラクエ最大のライバルであるファイナルファンタジー(FF)シリーズをはじめとして、長く続くRPGシリーズは途中でシナリオやキャラクターデザインの担当が変わるのが普通だが、ドラクエシリーズの大きな特徴として、第1作目の「Ⅰ」から最新作の「XI」まで、シナリオ、キャラクターデザイン、作曲の担当が変わっていないことがあげられる。

 シナリオ・ゲームデザインは堀井雄二氏、キャラクターデザインは鳥山明氏、作曲はすぎやまこういち氏の3人を貫き通している。

 変わらないのはスタッフだけではない。基本的なゲームシステム――コマンド入力式の戦闘、主人公は絶対にしゃべらない、選択肢は「はい・いいえ」のみ、デフォルトの名前をつけないといった「ファミリーコンピュータ時代の遺産」ともいうべきシステム、ユーザーインターフェース(UI)を踏襲し続けている。

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