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妊活のせいで離婚。時給800円のパートで「100均コスメがありがたい」

7/29(土) 8:50配信

女子SPA!

 離婚でシングルマザーになり生活苦に……とはよく耳にする話ですが、なかには子どもがいなくても離婚で貧困に陥ってしまうケースも…。

 市川里絵子さん(仮名・36歳)は一年前に離婚して以降、遊びもオシャレもままならぬわびしい日々を過ごしていると言います。

◆証券マンの夫と子作りへの温度差から離婚に

「結婚をしたのは30歳のとき。夫は証券会社勤務で申し分ない収入があったため、私は迷わず仕事を辞めてしまいました。そもそも派遣だったし、性格の悪いお局にストレスを感じていたし、無理して続ける理由はないなと。

 結婚後は何もしないのもヒマなので、お花屋さんで週3~5回バイトをしていました。時給1000円で月の収入はだいたい10万円程度。このお金はオシャレや遊びに使い、大きな買い物や旅行代などは夫に出してもらうという贅沢な暮しをしていました」

 そんな友人たちにも羨(うらや)ましがられる暮らしに暗雲が立ち込め始めたのは、子作りを始めた2年前。最初は夫も乗り気だったそうですが……。

「私が排卵日に子作りを迫るたびに、夫のテンションがどんどん下がっていって。半年も経つと『疲れてるから』と断られるようになり、そのうち排卵日は残業だ飲み会だと帰ってこなくなってしまったんです。

 なんというか、夫と私にはかなり温度差があったんですよね。夫は『いつかできれば』くらいの感じだったのですが、私は焦っていて。いま思えばそこまで焦る必要はなかったんでしょうが、周りが出産ラッシュだったことや、流産してしまった友人に早めの子作りを勧められたことで、つい必死になってしまったんです」

 そしてついにXデーが到来。夫に離婚を切り出されてしまったのです。

「最後の頃は排卵日以外も帰りが遅い日が増え、会えば文句ばかり言っており関係性はかなり悪くなっていたので、『やっぱり』という感じでした。もちろん私は別れたくなかったのですが、ギスギスした夫婦関係に疲れていたうえ、『もう女として見るのが難しい』と言われ心がポッキリ折れて……。こんな内容で調停で争うのも恥ずかしいので、すんなり承諾しました」

◆離婚後、派遣も見つからず。実家で節約生活

 問題は離婚後の生活。2人で住んでいた都内の賃貸マンションは引き払うことになりましたが、市川さんには引っ越し資金がありません。花屋のバイトは辞め、仕方なく郊外の実家に戻ったそうですが……。

「実家の両親はもう年金暮らしなので、金銭的な余裕はありません。できれば家に生活費を入れたいし、さっそく派遣に登録をしたのですが、年齢とブランクのせいでびっくりするくらい話が来ないんです。

 バイトも探してみましたが、いけそうなのはファミレスやスーパーばかりで、『出戻りがそんな目立つところで働いていたらご近所のネタになる』と親に嫌がられ……。しばらくは生活費を免除してもらい、なけなしのヘソクリ30万円でやりくりしていました」

◆美容室代の倹約のため自分でカット&カラー

 いつ仕事が決まるかわからない以上、無駄遣いはNG。オシャレも遊びもこれまでと同じようにはいきません。

「以前は2ヶ月に1回は美容室に行っていたけど、もう無理。セルフカラーとセルフカットで乗り切っています。市販のヘアカラー剤を使ったのは大学生以来だったのですが、すごく進化していて染めムラもできず感動しました。

 ネイルやコスメは100均かドラッグストアで買っていますが、こちらもクオリティが高く、セリアのマニキュアなんて発色がすごくきれい。洋服はメルカリやZOZOUSEDなどを活用し、2000円以内なのに高見えする服を買うようにしています。貧困でもオシャレを楽しめる時代で本当によかったですよ」

◆5000円のランチコース!今の生活を友人に話せず交際費が高額に…

 しかし、節約が難しいのが交際費。都内で大学時代の友人や元同僚と会うと交通費込みですぐ5000円~1万円が消えてしまい、激しい後悔に襲われるとか。

「地元の友人にはいまの懐事情も何もかも話し、お金のかからない家飲みなどに付き合ってもらっているのですが、基本的に見栄っ張りな性格なのでそのほかの友人には話せません。貯金や元夫からもらったお金があるようなふりをして、5000円のランチコースを食べたり、そのあとホテルのラウンジでお茶をしたり、ついこれまで通りの付き合いをしてしまっているんです。

 何か理由をつけて断ればいいんですが、こういう世界と完全に縁を切ってしまうと、本当にみじめな気分になりそうで……。先日はランチのあと付き合いでデパートの化粧品売り場に行ったのですが、久々にハイブランドの化粧品の匂いや発色を目のあたりにし、その後しばらく100均コスメがかすんで見えてしまいました」

 そんなこんなでヘソクリも残りわずかになってきた3ヶ月前から、やっと働き始めたという市川さん。

「親がコネで見つけてくれた給食センターのパートです。時給800円と安いし、なんだか格好悪くて嫌でしたが、背に腹は代えられないので週5で働き始めました。稼げても月に12~13万円だし、家に入れる生活費や今後のための貯金を考えると決して無駄遣いはできませんが……。就職か再婚が決まるまでは地道に頑張るしかありません」

「結婚=永遠の安定が手に入る」……というわけではないことを、決して忘れないようにしましょう。

―お金がない…女の生活苦シリーズ vol.6―

<TEXT/丸本彩乃>

女子SPA!

最終更新:7/29(土) 8:50
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