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休日の短パンおじさんが悩む「外出時のバッグをどうするか」問題

7/29(土) 8:50配信

週刊SPA!

 本格的なサマーシーズンを迎え、短パンを穿かずにはいられない! 街ではもちろん、休日にフェスやBBQ、アウトドアなどに出掛ける人も多いのではないか。そこで問題になるのが、バッグや小物入れをどうするのか。我々おじさんはどんなアイテムを持ち歩けばいいのだろうか……。

⇒【写真】ミニショルダーバッグ

 街中では定番のショルダーバッグはもちろん、大きめの財布をポーチの代わりにしている短パンおじさんも見かける。では、今年のファッション的にどれがアリ/ナシなのか。

 2017年夏、短パンおじさんの小物入れ問題をスタイリストや専門誌ライター、一般女性などに聞いてみた!

◆ちょっと微妙な小物入れを発表! トレンドに変化アリ!?

 まずは、短パンおじさんがコレを小物入れとして持ち歩いていたら“今年はあまりイケてない”というアイテムから。なんと、近年のトレンドに変化が見られるらしい……。

・クラッチバッグ

 ここ数年で一世を風靡、定番のひとつとして認知されたクラッチバッグ。とはいえ、時代の移り変わりは激しい。「クラッチバッグは、今年のスタイルとしてはあまりオススメできない」とは、メンズ&レディース両方のファッション雑誌でスタイリストを務める吉田圭佑氏。

「ハイブランドからカジュアルブランドまで様々なモノが流行りました。年相応の(大人っぽい)アイテムとして人気となりましたが、逆にいやらしい感じがして、今年の気分ではないかも知れません」(吉田氏)

 また、ライフスタイルやカルチャー雑誌などで10年以上活動を続けているライターのA氏は、クラッチバッグを一刀両断する。

「そもそもクラッチバッグは、都内のファッション関係者などが、ちょっとした打ち合わせのときなど、必要最低限の資料やペン、メモなどを入れて“短時間限定”で外出するときに便利……ということからブームになりました。ただ、あれを1日中持ち歩いて過ごすのって、手が疲れますよね。飲み会のときなんか、何度か置き忘れてきちゃったこともあります(笑)」(A氏)

 その人気から、ガジェット類やiPadなどが収納できるスリーブやポケットが装備されているタイプも発売されているクラッチバッグ。今後はメインではなく、荷物を整理するためのバッグインバッグとして活用するほうが無難かも!?

・ウエストポーチ(の腰付け)

 ちょっとした外出時に、機能性やサイズ感もちょうどいいウエストポーチ。だが、“本来の着用方法”でタウンユースに落としてしまうと、イケてない印象になるらしい。

「コレはウエストポーチが悪いわけではありません。短パンと合わせて腰に巻いてしまうとマラソンランナー風に見えてしまうので、街でのファッション的には確実にイケてないですよね。せめて肩から斜めがけにしましょう」(吉田氏)

・大きめの長財布

 バッグは持ち歩かず、大きめの長財布をそのまま手にして街を歩いている男性も少なくないだろう。一見、短パンおじさんの相棒的なアイテムにも思えるが。一般女性からはこのような声が聞こえてくる。

「たまに海っぽい格好にジミー・チュウなどのスタッズが付いた財布を小脇に抱えているおじさんを見かけますが、少しコワいかも。キャバクラではお金をもっていそうに見えるからモテるかも知れないけど、普段の生活では不便でしかないのでは?」(20代・事務)

 たしかに、ブランド志向や見栄を好む女性は寄ってくるかもしれない。しかし、一般女性の観点ではあまり好感度は高くない模様。だが、そもそも長財布がカバン代わりとして使われる背景について、かつてギャル男ファッション雑誌『men’s egg』で編集者を務め、長年に渡り渋谷の変遷を見てきたライターの井上キャバ男氏がこう言う。

「約7年ほど前、渋谷界隈では“オラオラ系”というスタイルが大流行しました。その際はセカンドバッグがトレンドにもなりました。ハイブランドを大胆に見せびらかすのがステータスでもありましたので、ルイ・ヴィトンやボッテガ、レザーの長財布などをそのまま持ち歩く人がチラホラと増えました。その流れを汲みながらもトレンドが海外セレブ寄りにシフトしたので、いまでも長財布をカバン代わりにしている人がいるのではないでしょうか」(キャバ男氏)

◆“今っぽい”短パンおじさんに見える小物入れは?

 続いては、ファッション界で活動する人たちから見た“今っぽい”短パンおじさんの小物入れを発表していきたい。

・ミニショルダーバッグ

 両手が空くことから、夏フェスやBBQなどのシーンを問わず、子ども連れにも便利なミニショルダーバッグ。もはや定番中の定番なので、迷ったらチョイスしたい。前出のスタイリスト、吉田圭佑氏が言うにはこうだ。

「ノースフェイスやパタゴニア、アークテリクスなどの高感度なブランドが間違いない。いまペンフィールドなんかもリブランディングして値段の割には大人路線になっているのでオススメです。低価格にも関わらず、ボトムやストラップ等に牛革が使われていたりと、ハイクオリティな仕上がり。また、レザー製のショルダーバッグは風格があり、おじさんに合う気がしますね」(吉田氏)

・サコッシュ

 昨年の夏頃から流行の兆しを見せはじめた“サコッシュ”と呼ばれるバッグが注目を集めているらしい。デザイン的にはシンプルなクラッチバッグに近く、肩から掛けられるので手で持ち歩くストレスもない。今季は様々なショップでイチ押しアイテムとなっている。

「最近はバックパックの外ポケットが外せるようになっていて、それがサコッシュになるタイプも人気。例えば、アウトドアや旅先にバックパックで出掛けて、現地では外ポケットだったサコッシュを持ち歩く、みたいな活用方法ができるので便利ですよね」(吉田氏)

 一方で、アウトドア雑誌などで活動するファッションライター、金井幸男氏はこのように語る。

「薄くて軽く、財布やスマホ、タバコなどの最低限の荷物を持ち運べて、手ぶら感覚で出掛けることができるサコッシュ。“コンビニ袋以上バックパック未満”のユルさがいまの気分なのではないでしょうか。とはいえ、ファッション界が流行らせようとしている感じもあり、もうシンプルなバッグはすべて“サコッシュ”扱いだったり(笑)」(金井氏)

 実際のところ、記者もセレクトショップで大プッシュされていたことからサコッシュを購入したので、その使い勝手について感想を述べておきたい。普段は旧型のクソ重たいノートパソコンをバックパックに入れて持ち運んでいる。財布や定期券を取り出すときは、いちいちバックパックをおろさねばならなかった。しかし、サコッシュを併用しはじめたところ、その必要がなくなり、思った以上に使いやすいことがわかった。

 ポーターなどのブランドやショップのコラボ系は1万円前後と値は張るが、特に選ばなければ2千円程度でも売られている。今年っぽい短パンおじさんを目指すなら、選択肢のひとつとしてアリかもしれない。では、女性の意見も聞いてみたい。

「シンプルだから可もなく不可もなくって感じ。オシャレなのかはよくわからないけど、流行っているからいいんじゃない(笑)」(20代・OL)

・トートバッグ

 様々なスタイルに合わせやすいトートバッグだが、前出のライターの金井氏は、短パンおじさんにとって「アリ」としながらも少し注意が必要だという。

「ヴィトンとかエルメス、グッチとかのハイブランドなら一部のおじさんがよく持っていますよね。旅行先のリゾート地とかモールならハマると思いますが、デイリーだと疑問。なんにせよ、短パンだと少し仰々しい恐れが大です。とはいえ、世代的にはバンソンのレザートートがテッパン。アメカジスタイルと同様、トレンドに左右されず、おじさんに似合います」(金井氏)

 前出のライター、井上キャバ男氏もトートバッグを愛用しているひとりだという。

「邪魔にならない程よいサイジングがグッドです。あと、肩にかけられるからバックパックのように手が空くのもメリット。ブランドにこだわりがなければ、なにより安くて、テキトーに扱えるからラクですよね。ニッ!」(キャバ男氏)

◆流行モノには注意が必要

 別におじさんだし、ワンランク上は目指さないほうが……と思いつつもオシャレに見せたくなるのが男というもの。小物入れは悩ましい問題である(笑)。

 ファッション系のジャンルで活動する様々な人の意見を聞いてきた。ミニショルダーバッグやトートバッグなど、トレンドを問わずに使えるものがテッパンだ。一方で、今季はサコッシュなどの新しいトレンドが見えてきたものの、クラッチバッグが“イケてない”という意見が出るなど、流行モノにかんしては注意が必要といえそうだ。

<取材・文/藤井敦年>

日刊SPA!

最終更新:7/29(土) 12:56
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