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介護保険使って利用できる“ケアマネジャー”の仕事とは

7/30(日) 16:00配信

NEWS ポストセブン

 介護保険を利用して、マンツーマンで相談できるのがケアマネジャー(介護支援専門員)。どんなケアマネジャーと出会うかによって、介護される人はもちろん、家族の安心感も大きく違ってくるといっていい。

 介護保険制度施行の前年からケアマネジメント事業を行っている、NPO渋谷介護サポートセンター事務局長で、主任ケアマネジャーの服部万里子さんに聞いた。

「ケアマネジャーは、高齢者や介護を必要とする人が、できる限り自立した生活を続けられるようコーディネートする介護サービスの専門家。介護保険を申請して要介護認定を受けた人が利用でき、要介護度による範囲内でサービスを組み合わせてくれます。

 大きく分けて、[居宅介護支援事業所]に所属し、自宅などでの介護をマネジメントするケアマネジャーと、特別養護老人ホームなどの[施設]に所属する施設ケアマネジャーがいます。多くの人が利用する居宅支援のケアマネジャーは、その人に必要な介護保険サービスを調整するのが仕事。

 たとえば家事が困難なら訪問介護のヘルパーを、社会交流が必要ならデイサービスを、車いすが必要なら福祉用具レンタルをと、サービスを組み合わせてプランを立て、各サービスの提供者へ連絡。利用する介護サービス費の自己負担分は発生しますが、ケアマネジャーへの相談やプラン作成費は介護保険から支払われ、利用者の負担はありません」

 居宅介護のケアマネジャーの事業所は、原則として利用者が選んで契約し、ケアマネの変更を依頼することも可能。市区町村の介護保険課か地域包括支援センターで紹介してもらえるが、すでに利用している人の口コミをもとに探すのもおすすめだと、服部さんは話す。

「その人が必要としている介護について、どれだけの情報や経験を持っているか。また介護保険サービスだけでなく、ボランティアやコミュニティカフェなどの地域資源も駆使し、どれだけ情報を提供できるかが、ケアマネジャーの真価です。ケアプラン作成のとき、要介護者や家族の立場になって話を聞き、フットワークよく動いてくれる人がベストです」

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