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初代『スターウォーズ』は、劣悪な映画を巧妙に編集した作品だった?

7/30(日) 10:30配信

エスクァイア

 編集される前の『スターウォーズ』を観たことがあるのなら、オリジナル版がかなり荒削りなのはご存じだろう。まるで、映画学校に入学したての新入生の作品のようだ。

【編集・未編集を比較した動画はこちらから!】

 この映画を史上最も革新的な作品のひとつにしたのは、特殊効果と映画製作のトリックのおかげだといえる。しかし、こうした評価の多くは後付けのものだ。

 『スターウォーズ』という映画は、基本的には当時まだ無名の俳優を寄せ集め、ブリキのスーツや着ぐるみを着せて走り回らせただけの作品である。主人公のマーク・ハミルでさえも、電力変換装置を説明するときの気弱なセリフでダメ出しされているほどだ。『スターウォーズ』は製作過程で予算超過に陥り、完成までは困難を極めた作品であることも誰もが知っている。編集室にフィルムが持ち込まれた時も、スケジュールが押した状況だった。

 ここからが本題である。『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』はひどい作品で、優秀な編集に救われたという批評がまことしやかにささやかれているが、これはフェアな評価であろうか?どんな映画も、とくに特殊効果がてんこ盛りのSF映画ならば、基本的に編集室で作られるのではないだろうか?

 下のソロモン・ソサエティの動画が結論付けたように、そうした見方は公平ではない。すべての映画は優れた編集でクオリティが高められており、劣悪な未編集映像をもって作品そのものを評価するのは不可能なのだ。つまり、『スターウォーズ』が現在の『スターウォーズ』になったのは、素晴らしい編集が的確に作用したからだといえる。

編集者:山野井 俊

最終更新:7/30(日) 10:30
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