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夏のファッションヒーロー「ポロシャツ」、その魅力とは?

7/30(日) 21:11配信

MEN’S+

ポロシャツの歴史を踏まえながら、改めて魅力を知る!

 夏の定番ウエアとして欠かせない存在のひとつ、「ポロシャツ」。その登場はおよそ1930年代と、意外に歴史は浅いアイテムになります。ですが、伸縮性や吸湿性に優れる半袖シャツであり、しかも襟付きというオフィシャルなニュアンスも醸す画期的なアイテム。そのバリューにより、瞬く間に世界中で愛されるアイテムに至ったわけです。  
 
 そして、いまでは様々なブランドが幾種類ものポロシャツを展開しています。皆さんも、「今夏のポロシャツは何にしようか?」と迷った方も少なくないでしょう。迷いながらも、お気に入りのブランドのポロシャツを再び購入した人も多いはず、「俺は浮気をしない!」なんて言って…。 
 
 それも男の気概を感じさせる素敵な選択です。とはいえ、これだけ無数のポロシャツが世に出回っている現在、「もっと自分にぴったりのポロシャツが他にあるのでは…」と思いませんか? そんな探究心の炎がまだ心の奥で燻っている方に、編集部員がどんなポロシャツを選択しているかをご紹介しましょう。これを参考にまだまだ夏真っ盛り、新たなポロシャツを買い足してみてはいかがですか!?

【編集部員がプッシュするポロシャツの画像を見る!】

ラコステから誕生したポロシャツ、さらにフレッドペーリーがファッションアイテムへと押し上げた。

 ポロシャツの誕生を紐解けば、それは1933年と言われています。テニスウエアがクラシカルな長袖シャツだった頃、「ラコステ」がブランドとして設立。そしてポロシャツが、アバンギャルドなウエアとしてコートにデューしたのでした。 
 
 考案者は「ラコステ」の創始者であり、フランスを代表するテニスプレーヤーの故ルネ・ラコステ氏。「試合シーズンによく“風邪をひく”原因は、吸汗性の悪いシャツにある」と考えもひとつのファクターとなり、ポロシャツの開発に乗り出したとも語っています。そしてラコステ氏は、ポロ選手の着ていた半袖のニットウエアに衿を付けた試作品を発表。この新たなウエアがテニスウエアが発祥になっているにも関わらず「ポロシャツ」と命名されたのは、そうした経緯があるからと言われています。
  
 しかしながら、伝統を重んじる英国スポーツのひとつであるテニスの世界です。その時代、長袖シャツを着るのが当然だったなか、突如として鹿の子のタイトなポロシャツを着てコートに立ったラコステ氏。当初、白い目で見られいたのは想像がつくはずです。しかし、すぐにその高機能性が認められ、ポロシャツは多くのスポーツへ浸透していったわけです。
 
 このように、まずはスポーツ界浸透していったアイテムなのですが、これを最先端の街着として市民権を獲得させたムーブメントが存在します。それが「モッズ」です。「モッズ」とは「MODERNS(モダーンズ)」の略称で、1950年代後半から1960年代中頃にかけて、イギリスの労働者階級の若者がロンドン近辺で音楽やファッションをベースにした新たなライフスタイルのこと。そんな彼らのファッションスタイルの代名詞的存在に、いわゆる「モッズコート(ミリタリーパーカ「M-51」)があり、そして「フレッドペリーのポロシャツ」もあったのです。それ以降、たとえば上の写真のポール・ウェラーなど英国出身のミュージシャンがリアルに着こなす姿、そして映画『Quadrophenia(さらば青春の光)』(1979年公開)にポロシャツスタイルが描かれることによって、ポロシャツはファッションアイテムとしてのパワーを増していくことに…そして、現在に至ったわけです。
 
 それではこうしたストーリーを踏まえながら、皆さんも改めて自分に相応しいポロシャツを考えて直してはいかがでしょうか。

メンズ・プラス編集部

最終更新:7/30(日) 21:13
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