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【ベトナム取材日記】必食!ローカル朝ごはん4選 [FRaU]

7/30(日) 11:01配信

講談社 JOSEISHI.NET

今回のFRaU8月号ダナン&ホイアン特集で、朝食&レストラン取材をした前野です。ぶっちゃけ、タイ料理とベトナム料理の区別も曖昧だった私ですが、実際に取材をすすめていて驚いたのは、ベトナムの食文化がバリエーション豊富であること! 麺だけでも、ブン(ビーフン的な米粉麺)、フォー(お馴染みの米粉麺)、ミー(日本のラーメンに近い小麦粉麺)など、種類いろいろ。そこにスープを何の出汁でとるかによって、また細分化されていき……と、麺だけでもとにかく無限。

ここまでベトナム料理が発展したのには、歴史的な背景があるそう。コーディネーターの隅野さん曰く、宮廷があったフエを含む中部は、その発展が顕著だったんだとか。というのも、かつての王様は、「一度食べたものを再び食べてはいけない(すごく酷!)」「宮廷料理は使うべき品目数や色彩にルールがある(諸説あり)」など食事に関する細かな決まりごとがあり、宮廷内では新たなる料理を求めて、頻繁にコンテストが行われていたそうな……。貧しい人々にとっては宮廷料理人として王様に仕えることは人生を変える一発逆転のチャンス。そのために切磋琢磨しているうちに、食文化がめっちゃくちゃ進んだ、ということらしいです。

【1日目】 甘いスープが胃袋に染み入る、生肉フォー

そんなマメ知識を頭に入れつつ、まず滞在初日に行ったのが「フォーリエン」。見よ、このキラキラ輝くスープ! 実は私、パリに少し住んでいたことがあり、そのときに週1で食べていた生肉フォーがすこぶる美味しかったんです。しかしながら、あのタイプのフォーって日本にはなく、某俳優さんばりにあの味を探し求めていたところ……そういえばこちらのお国が元祖でした。

「フォーリエン」のスープはとっても甘い口当たりで、朝の胃袋にやさしく染み入るお味。上には赤みの残った牛肉がのっており、ミントやもやし、そして超絶うまいパパイヤの浅漬け(!)をセルフでトッピングします。麺の量が多くて、でもスープも止まらなくて、気づくとかなりお腹がパンッパン! ベトナムの人にとってもフォーはブンに比べてお腹にたまるので、”今日は1日がんばるぞ~” って日の朝に食べることが多いんだそうです。

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