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人気スタイリスト・室井由美子さん「長所に目を向ければおしゃれは楽しくなる」 [mi-mollet]

7/30(日) 11:01配信

講談社 JOSEISHI.NET

おしゃれの秘訣はもちろん、人気スタイリストたちの意外な(!?)過去まで、図々しく教えてもらうインタビュー企画。雑誌『BAILA』『Marisol』ほか人気女性誌で活躍するほか、「エムエススリー」というブランドのディレクターを務め、最近ではシェフである旦那様がオープンさせたお店の“マダム”としても忙しい室井由美子さんの登場です。

大学三年生の春休み、偶然見たアシスタントの募集告知に気づいたら応募してました

直感で「ピン」とくるとき、そして素晴らしい人との出会いが私の人生の転機だったと思います。この世界に入ったきっかけ、それはまさに「ピン」ときたときでした。大学三年生の春休み、たまたま目にした雑誌『non・no』で、スタイリストアシスタントの募集を見つけたのです。それを見た瞬間、すぐに出版社に電話をかけていました。何のためらいもなく、そしてあまり深くも考えず、ただ手が動いていた、そんな感覚です。今思うとかなり無謀ですが(笑)。元々は大学で教職もとっていたので、ぼんやりと「教師になるのかな~」と思っていました。この電話をきっかけで面接してくださった素晴らしい編集の方のおかげで、まさに青天の霹靂のようにファッションの世界に流れていきました。留学もして大学までいかせてくれた両親や家族は、就職をせずスタイリストになると決めたことにもちろん大反対でした。ただ母だけは唯一理解を示してくれて。「自分の思う通りにやってみたら」とそっと背中をおしてくれたのです。今でもこのときの母の言葉に感謝しています。

大学4年生からの約3年間アシスタントを経て、25歳になる年に独立。それからはアシスタント時代にもお世話になっていた『non・no』『MORE』『LEE』などで少しずつお仕事をいただいて、何とか必死にテーマをこなしていく日々でした。そんな中で「自分らしいスタイリングとは?」と毎日本当に思い悩み、苦しい時期も多かったです。でもどうしてもスタイリングが上達したくて、同じくらいに独立したカメラマンと一緒に月に何度か作品撮りをしたりと、もがいていました。そんな期間を過ごしてから半年くらいたった頃でしょうか。ちょうどそのとき一番売れっ子のモデルさんとの雑誌の企画をいただくことができたのです! 当時担当編集だった方が、いつも私が作品撮りをしていることを知ってくださっていて。なんと新人の私に白羽の矢を立ててくださったのです。今でもこの方とはお仕事をご一緒させていただいており、とても感謝しています。この企画を機に、自分のスタイリングにも少しずつ自信がついてくるようになりました。

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