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申込者の平均年齢は42歳!みんなで少女時代に戻った「リカちゃん50周年記念パーティー」潜入レポ

7/30(日) 9:10配信

@DIME

◆25年後の約束を実現した「リカちゃん50周年記念パーティー」

 タカラトミーの着せ替え人形「リカちゃん」が誕生したのは1967年。今年はリカちゃん50周年のアニバーサリーイヤーで、さまざまなイベントが実施されるが、7月に大阪と東京で「リカちゃん50周年記念パーティー」が開催された。実はこのパーティーが企画されたのは25年前。

【写真】申込者の平均年齢は42歳!みんなで少女時代に戻った「リカちゃん50周年記念パーティー」潜入レポ

 1992年にリカちゃん25周年を記念して発売された2500体限定の「2017 プレミアムリカちゃん」(税込価格:2万5000円)は、ビスクドールをイメージした陶器製(瀬戸焼)の人形で、オルゴール付の木製ケースに入った特別なリカちゃんだった。

「2017 プレミアムリカちゃん」には25年後(当時)に予定されている「リカちゃん誕生50周年のバースデーパーティー」の招待状がついており、50周年記念パーティーは、招待状を持っている人を対象とした参加者限定。購入者2500名のうち、大阪、東京合わせて来場予定の申込者数は約800名となった。申込者1名につき同伴者1名が可能ということで、会場には母娘、祖母と孫など2世代、3世代でリカちゃんに親しんできたファンが集まった。

 申込者の平均年齢は42歳。46都道府県、海外からの参加者もおり、リカちゃん所持数の平均は5~10体で、中には1000体持っているコレクターも。プレミアムリカちゃんの購入者は、本人が45%、両親からのプレゼント37%、祖父母が7%、友人や配偶者、親せきが12%となっており、自分自身へのプレゼントが半数を占めた。パーティー会場には初代リカちゃん、2代目リカちゃんなどを持参した女性もおり、幅広い年齢層のリカちゃんファンが訪れ50周年を祝った。

 25年後の約束を実現したパーティーとあって、さまざまな思い出やエピソードが寄せられた。

○父から娘に

「父と原宿に出かけた際にたまたま入ったキディランドで購入。帰りの車内で“一人でリカちゃんのパーティー行けるかな?”と聞いたら、“結婚して子どもがいるかもしれないよ。25年後はそういう年になっているから大丈夫”と言われたのを覚えています。現在結婚して子どもが生まれ、父に言われたことが現実に。招待状の『リカちゃんとわたしの約束』という言葉を見て、25年前にリカちゃんと約束したんだなとしみじみとなりました」

○両親から娘に

「“大人になったらリカちゃんのパーティーに呼ばれるよ”と母に言われたのを覚えています。今年案内状が届いたのを機に、25年前の招待状と認定証を両親が送ってくれました。父がずっと金庫にしまってくれたそうで、しまっていた姿を想像するとクスリとしてしまいました」

○自分に

「年月を重ねて50代となった今でもリカちゃんを手にすると一瞬で少女に戻ってしまいます。お姫様、バレリーナ、ケーキ屋さん、夢をありがとう。これからも永遠に」

「リカちゃんと同じ年で、会社の同期3人で“50歳になったらみんなでパーティーに行こう”と購入しました。現在も交流は続いており3人で参加できるのではないかと思います」

○夫婦一緒に

「結婚を機に夫婦で購入。その後娘が生まれ、リカちゃんのように多くの人に長く愛されるように“里香”と名を付けさせていただいた」

○祖母から

 会場のクイズ大会で回答した孫と一緒に参加したという女性は「私は子どもが息子2人なので25周年の(プレミアム)リカちゃんを娘だと思って買いました。50周年のパーティーに孫と一緒に来るのが夢でしたが孫が女の子だったので、今日を本当に楽しみにしていて、今日まで元気でいようと思っていました」

 記念ステージの開演前と開園後には、ロビーに飾られた歴代のリカちゃんや、「リカちゃん誕生50周年ケーキ」、各種フォトスポット、物販コーナーなど、どのエリアも押すな押すなの大盛況。

 小学生の女の子から50代の女性まで、お気に入りのリカちゃんを手にしている姿にリカちゃんの歴史を感じる。年配の女性が「リカちゃん誕生50周年ケーキ」に飾られた1体1体を熱心に見つめている姿に、リカちゃんを手にすると一瞬で少女に戻るというエピソードを思い出した。

 着せ替え人形だけあって、幼いころに母親が作ってくれた洋服を着せたなどリカちゃんの洋服に思い出がある人も多い。持参したリカちゃんを撮影するスペースでは、明け方までかけて、自分と同じ服を作ってリカちゃんに着せてきたという女性も。「今日は自分とおそろいの普段着バージョンですが、リカちゃんは自分が着られないような服も可愛らしく着こなしてくれるのが魅力」と話す。

 リカちゃんは時代により顔やスタイルが変遷しており、1967年~初代、1972年~2代目、1982年~3代目、現行モデルは1987年から続く4代目となっていて、顔はふっくらと丸く、瞳は少したれ目気味に。髪色は明るい色味になり、他にもさまざまなバリエーションがある。洋服もその時代の流行を反映したもの、お姫様のようなドレス、民族衣装など、華やかなもの、ファッション性の高いものなど見ているだけでも楽しい。会場では、自分の生まれた年や、一番遊んだ年代のリカちゃんの前で撮影する人も多く見受けられた。

◆セレモニーではゆかりのゲストや制作秘話なども

 ステージで行われたセレモニーではクイズ大会や、リカちゃんにゆかりのあるゲストも登場。リカちゃんの初代声優として30年近くに渡り、「リカちゃん電話」で子どもたちにリカちゃんの声を伝えてきた杉山佳寿子さんが、「もしもし、あたしリカよ。お電話ありがとう」の声を披露すると会場からは万雷の拍手が。

「リカちゃん電話は最初は東京だけしかキー局がなかったのですが、全国からかかってきてパンク状態になり、その後大阪、九州などキー局ができました。学校から家に帰ってもお仕事でお父さん、お母さんがいない子どもが、リカちゃんに「ただいま」と言うために電話したというエピソードも。

 リカちゃんには双子と三つ子のきょうだいがいますが、私はみなさんからかこさんと呼ばれていて、かこという名を三つ子の名前に入れてもらいました。最初は一人で始まったリカちゃんですが、お母さん、双子の妹、最初はいなかったお父さんも登場して(笑)、今やおばあちゃんや、プリンちゃん、ピーちゃんと家族がとても多くなりました」

 また芸能界一のリカちゃんファンを自負するタレントの山田邦子さんは、買ったグッズを持参して登場。

「小学校1年のときに出合って、おこづかいを貯めて買った当時のリカちゃんを持っています。私はコレクターではなくてプレイヤーだったのでどんどん遊んだけれど、当時は両手がいっぺんに上がってしまう、おすわりさせると足ががばーと開いてしまうものだった(笑)。でも髪の毛も抜けないし、今でもちゃんと使えるの。ハンカチでお洋服を作ったり、お母さんに残り布でお布団を作ってもらいました。兄が小児リューマチ、弟が小児ぜんそくでいつも家では一人で遊んでいたので、リカちゃんがお友だちであり、オシャレの先生でもあったのね。

 今日も展示されている“クニちゃん”人形。ストーリーの中に入っているのは私だけなの!小学校5年生の子役という設定で、ロケ地で衣装が合わなくて困っていたら、通りかかったママの織江さんがコーディネートしてくれて、うちも5年生のリカという女の子がいるのよ、お友だちになってねというような話なのよ~!でもね、発売されたクニちゃんを見たら変な顔なの(笑)。お人形さんといえば憧れの存在でかわいらしい顔していますけど、クニちゃんの顔はすっとんきょうでびっくり。でも今となってはなんてかわいらしい顔に作ってもらったんだろうととっても好きになりました。クニちゃんの衣装は何パターンかあったけれど、赤いドレスが印象的だったので、今日は家からこの格好で来ました。全国にあたしみたいな人が絶対いると思ったけど、こんなにいたんだなとうれしかったわ~」

 リカちゃんの企画、開発スタッフの製作秘話や、リカちゃんによるステージショーも。参加者代表にリカちゃんから感謝状が進呈された。最後はリカちゃんから映像のメッセージ。「たとえリカがおばあちゃんになっても、リカとお友だちでいてね。めざせ100歳!10年先も20年先もみんなの笑顔がずっと続きますように」。ステージが終了した後、客席に向かったリカちゃんは、多くのファンに囲まれて記念撮影。パーティーは大盛況のうちに終了した。

【AJの読み】リカちゃんと同い年の自分にとって50周年は感慨深いものが

 初代リカちゃんが世に出た1967年生まれの自分にとっては、小学生のころさんざん遊んだあのリカちゃんが50歳なんだ……と感慨深いものがあった。会場には同年代の女性も数多く来場しており、みんなリカちゃんで遊んだのよね、とほほえましい気持ちに。

 リカちゃんは進化を続け、最新の「キラチェン リカちゃん」はライトを当てると髪の毛が光るというもので、開発までに3年を要したのだとか。また、大人の女性が楽しめるファッション性の高い「リカビジューシリーズ」も登場。リカちゃんハウスも時代を反映し、ショッピングモールやエステサロンなども。さらにタレントとしても活動しているリカちゃんは広告起用や、キャンペーン、コラボ商品とまさに破竹の勢い。

 今回のパーティーが企画された25年前、駆け出しの週刊誌記者だったころ、リカちゃん25周年を記念して作られた福島県にある「リカちゃんキャッスル」を取材していた。結局、今も昔もリカちゃんだったんだなぁ。ステージ上で感謝状を受け取った方が「たぶん100周年のときはいないと思うが、これからもみんなの夢であって欲しいです」と語っていたが、リカちゃん本人が宣言したようにみんなで「めざせ100歳!」。

文/阿部 純子

@DIME編集部

最終更新:7/30(日) 9:10
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