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プログラミングの次はメイカーズ!日本で根付くか?

7/30(日) 12:00配信

日経トレンディネット

 3Dプリンターやレーザーカッターなどのデジタルファブリケーション(工作機械)を駆使し、身近で手に入れられる道具や材料でものづくりを楽しむ――「メイカーズ(Makers)」と呼ばれる人たちのコミュニティーの輪が広がっている。コミュニティーが集まるイベントは国内各地で開催され、教育やビジネスにつなげようとする動きも見られる。

【関連画像】2008年から東京でも開催されるようになった「Make:」イベントは、当初はモノづくりエンジニアのためのイベントという印象が強かった(写真は2009年の会場の様子)

 メイカーズという言葉が生まれたのは、2005年にデジタル工作情報を集めた専門誌「Make:」が米国で出版されたのがきっかけ。翌2006年には読者を中心としたコミュニティーが主催するイベント「Maker Faire」が開催された。そして、雑誌ワイアードのクリス・アンダーソン元編集長のベストセラーによって、メイカーズは一気に広まった。

 クリス・アンダーソン元編集長の著書「MAKERS」(国内では「MAKERS 21世紀の産業革命が始まる」[NHK出版])には“オンラインを通じて専門技術を持つ有志が集い、低価格化が進む3Dプリンターなどを活用して製造業に構造改革を起こす、メーカームーブメントが始まる”というような話が書かれているが、「身近にある道具や技術を使って創造力を発揮する人たち」もメイカーズと呼ばれている。今では新しいものづくりにチャレンジする人たちの総称として使われるようになった。

 2013年には、オバマ大統領が一般教書演説で3Dプリンターの可能性について触れ、ムーブメントを後押しし、2014年にはホワイトハウスでもMaker Faireが開催された。また、米国でのMaker Faireは、ベイエリアとニューヨークの2会場だけで21万人を超える参加者が集まるほどの盛り上がりを見せる。

 さらにムーブメントは世界へも広がり、各地で100を超える関連イベントが開催されている。日本では2008年という早い時期から独自イベントを開催。2012年には「Maker Faire Tokyo」という名称になり、規模が年々拡大している。2016年には2日間で1.8万人以上が集まる一大イベントへと成長した。

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