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海外送金を割安に 顧客マッチングで為替手数料ゼロも

7/31(月) 7:47配信

NIKKEI STYLE

 家族が海外留学や海外赴任をしたり、長期で旅行したりする予定がある場合に知っておきたいのが最近の海外送金サービス事情だ。大手銀行の送金サービスに比べて手数料が安価だったり、好きなタイミングで外貨に交換できたりする利点があるのが特徴だ。

■大手銀は送金5000円

 都内在住の主婦Aさん(45)の目下の悩みは、娘(10)が海外留学する際の送金についてだ。娘は英語が得意で、早ければ高校から留学する予定。「現金をたくさん持たせたくないが、クレジットカードは年齢制限があるし、銀行送金は手間も費用もかさむ」
 大手銀行の窓口で手続きをすると、送金手数料が5千円前後かかる場合が多く、円を外貨へ替える為替手数料も米ドルなら1ドル1円が一般的。さらに送金を中継する銀行の手数料もかかる例がある。

 最近Aさんは新しい送金サービスを耳にした。昨年9月に英国から上陸した「トランスファーワイズ」だ。インターネット経由で利用でき、送金手数料は原則1%で為替手数料は不要。トランスファーワイズ・ジャパンの越智一真社長は「トータルコストは一般の日本の金融機関に比べ平均で3分の1程度」と語る。近く主要通貨については一段の手数料引き下げを予定しているという。
 仕組みはこうだ。日本のA氏が米国のB氏へ送金したいとき、同社は日本のD氏へ送金したい米の利用者C氏を見つける。同社はA氏の円をD氏へ振り込む一方、C氏からドルを受け取りB氏へ振り込む。日米それぞれで国内送金をする形なので、外貨に替える為替手数料は発生しない。相手が見つからない場合は、同社が各国にストックする資金から国内送金する。
 ただ、受け取りには海外の銀行口座が必要。ハードルが高いと感じるなら国内の各種カードを使う手もある。

 ソニー銀行のデビットカード「ソニーバンク・ウォレット」は15歳以上なら保有でき、口座残高の範囲で「VISA」加盟店での買い物や提携ATMでの現金引き出しができる。大きな特徴は同行の外貨預金口座で決済できる点。親子ともに外貨預金口座を開き、必要に応じて親から子へ振り込めば、海外の銀行口座は使わずに済む。
 ソニー銀行の外貨預金口座間の送金なら手数料は原則3千円。為替手数料は米ドルで片道15銭など低めだ。円高だと判断したときに外貨に替えておけば送金時の為替レートに左右されない。円で振り込むこともでき、その場合は子どもがカードを使った時点の為替レートが採用される。ただ、同行間の円の振り込みなら手数料は無料だ。

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最終更新:7/31(月) 7:47
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