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三陽商会、百貨店以外の販路の拡大急ぐ

7/31(月) 21:00配信

WWD JAPAN.com

 三陽商会は27日に開催した2017年1~6月期決算会見で、2019年12月期を最終年度とする新経営計画の進捗状況を発表した。構造改革として1~6月期に、140売り場の撤去を計画していた不採算売り場を、前倒して162売り場クローズ(廃止ブランド120、不採算売り場42)。販管費の削減により、営業損益は16億円の赤字(前年同期は58億円の赤字)へと赤字幅を大幅に縮小した。今後の成長戦略として、従来の百貨店を中心にする販路に依存しない、駅ビルやファッションビル、卸業、ECなどの新たな販路を拡大することを強調した。

 成長戦略に「直営店の強化」「コーポレートブランド事業の強化」「EC売り上げの拡大」の3つを掲げ、進行中だ。百貨店以外の販路を模索し、「ブルーレーベル・クレストブリッジ(BLUE LABEL CRESTBRIDGE)」と「ブラックレーベル・クレストブリッジ(BLACK LABEL CRESTBRIDGE)」では、駅ビルやファッションビルへの期間限定店の出店を進めている。卸では今秋、「08サーカス(08SIRCUS)」のデザイナーとして知られる森下公則との新コートライン“キミノリ モリシタ + ブルーフラッグ(KIMINORI MORISHITA + BLUE FLAG)”をスタートし、セレクトショップでの販売をスタート。「マッキントッシュフィロソフィー(MACKINTOSH PHILOSOPHY)」では、直営店「MPストア」(仮称)の出店を計画する。都市型商業施設に向け、アパレルの他、バッグ、シューズ、アイウエア、下着、生活雑貨などを販売する他、ECと店舗連動し、先行受注などをウェブ上で行う。

 ECは、売上高30%増で推移していて、改革で成長を見込んでいる。現在、EC化率が高い「ラブレス(LOVELESS)」(21%)、「トゥービーシック(TO BE CHIC)」(20%)の成功事例を他のブランドへと展開していく。ブランドごとの公式サイトの構築や、ウェブ限定商品の強化。将来は実店舗を持たないEC専業ブランドの開発も検討している。

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最終更新:7/31(月) 21:01
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