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大江麻理子アナの質問に日銀・黒田総裁が思わず本音!? 関係者に懸念の声

7/31(月) 7:00配信

文春オンライン

 7月20日、日本銀行。政策決定会合後の3時半から行われる黒田東彦総裁の記者会見は、静かな緊張感に包まれていた。この日、日銀は、物価目標達成時期の先送りを決めた。2013年の就任時に掲げた2%の物価上昇率は、達成時期を2019年度ごろとし、5年の任期中の達成は難しくなった。公約未達成に厳しい質問が続く中、黒田氏が本音を見せた場面があった。

――先送りは今回で6回目になります。総裁ご自身のお気持ちは?

「残念なことではある」

 NHKを筆頭に各メディアが報じた「残念」発言。この答えを引き出したのは、テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」の大江麻理子キャスターである。

「いつもは理屈っぽい黒田氏が、“サービス”をする数少ない相手が大江キャスターです」(日銀関係者)

大江氏は、6月の会見でも、「最近何か買われましたか」と聞き、黒田総裁が「昨年、GPS機能付き腕時計を買いました」と明かす場面もあった。

 日本銀行に限らず中央銀行のトップの発言は、為替や世界の株式市場に大きな影響を与えるだけに、会見では慎重な発言に終始することが多い。

「日銀の事務方で事前に想定問答を作成するが、黒田総裁は自らの表現で話すことが多い。会見では、総裁自らが質問者を指名します」(同前)

 だが、日銀関係者の間では、大江氏とのやり取りに懸念の声も上がっている。

「大江氏の夫は、マネックス証券会長の松本大(おおき)氏。ネット証券大手のマネックス証券は、FXなどの為替取引も手がけています。黒田緩和によって、株価は上昇し、株取引は急増。証券会社は恩恵をこうむった業界です」(証券業界関係者)

 さらに、史上空前の金融緩和を続ける日銀は、ETF(上場投資信託)も買い上げ、株高を支えている。

「証券会社会長の妻である大江氏が経済報道番組のキャスターなのは報道倫理上、問題があるとの指摘もあった。日銀総裁会見の質疑の与える影響は大きいだけに、より注意が必要でしょう」(前出・日銀関係者)

 今や日銀で「裸の王様」と呼ばれる黒田総裁。こうした懸念の声は届くだろうか。

森岡 英樹

最終更新:7/31(月) 9:51
文春オンライン

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