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「ダイバーシティ&インクルージョン」をどのように推進すればいいのか?~P&G臼田氏×ギャップ志水氏×KDDI白岩氏×三菱UFJリサーチ矢島氏【HRカンファレンス2017春】

7/31(月) 7:30配信

日本の人事部

近年、「ダイバーシティ&インクルージョン」(多様性の受容と活用、D&I)の必要性に対する認識が広く浸透してきた。しかし、具体的にD&Iの施策を実行できている企業はまだまだ少ないのが現状だ。本セッションでは、D&Iに早くから取り組んでいる3社の人事がパネリストとして登壇。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの矢島氏による司会の下、D&Iをどのように推進すればいいのかについて意見が交わされた。

臼田氏によるプレゼンテーション:多様性の受容と活用

はじめに、P&Gジャパンの臼田氏が登壇した。P&Gは世界約70ヵ国に10万5000人の従業員を抱える企業であり、D&Iに25年前から取り組んでいる。

「日本法人は現在、課長級以上に占める女性の比率が32%、社員の国籍数は19ヵ国です。私たちは、内面的なものなど目に見えないものも含めて、各々がもたらす違いを『ダイバーシティ』と考えます。組織に多様な人材をそろえるだけではなく、それによって得られた多様な違いを互いに理解し、認め、受け入れ、それをビジネスに活かしいく。それが『インクルージョン』です。それによって全員が最大限の力を発揮できる組織になれると考えます。そして、このことはビジネスを伸ばす経営戦略と捉えています」

同社がD&I推進に必要な三つの柱として掲げるのは、「多様性を尊重する企業文化」「多様な人材・働き方を支える制度」「多様性をビジネスに活かす社員のスキル」だ。

「一つ目の『多様性を尊重する企業文化』については、全ての層がD&Iの概念を理解することを重視しています。経営陣が経営戦略として掲げ、自らD&Iの概念を体現し、人事部門は、経営戦略の各部門への落とし込みを行い、知識・スキル習得の場を提供しています。そして社員一人ひとりが『D&Iは経営戦略=自分がやること』と理解し、個々の違いを『受け入れ・活用しあう』スキルを習得、実践している状況です。二つ目の『多様な人材・働き方を支える制度』については、『柔軟な働き方・制度=全員において成果が上がる働き方(生産性向上)のためのツール』と位置づけ、制度を整え、活用できるようにしています。三つ目の『多様性をビジネスに活かす社員のスキル』については、当社はD&Iの実践は、持って生まれた能力ではなく、学ぶことのできるスキルだと考えています。経営層向け、管理職向け、全社員向けなど、それぞれの階層や立場に合わせたトレーニングを用意し、全社員のインクルージョン・スキルを高めています。学んだことを実践ができているかどうかについては、社員満足度調査を行い、その結果を改善に活かしています」

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最終更新:7/31(月) 7:30
日本の人事部

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