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幌を開けよう、走りだそう!メルセデス・ベンツの新Eクラス・カブリオレ試乗記

7/31(月) 14:24配信

MEN’S+

 メルセデス・ベンツが欧州で新型Eクラス・カブリオレの国際試乗会を開催。日本導入前にいち早く乗った印象をお届けする。

【豪華クルーザーを思わせる内装も魅力!新型Eクラス・カブリオレの全画像はこちらから】

 メルセデス・ベンツが欧州で新型Eクラス・カブリオレの国際試乗会を開催。日本導入前にいち早く乗った印象をお届けする。

 メルセデス・ベンツのいいところ。それは「セダンベースの4人乗りフルオープン」をラインナップに揃えている点だ。

 セダンのフルオープンのいいところは、今回紹介する新型Eクラス・カブリオレからも感じてもらえるように、エレガンスを感じられるところだろう。

 カブリオレとは、厚いクッションの幌を備えたオープンカーであり、多くがセダンをベースにしている。古典的といえる形式で、その起源は馬車までさかのぼる。セダンのルーフを取り去ることで、セダンとは別種のスポーティ感を加えた点が特徴である。

 数ある自動車メーカーの中でも、メルセデスはカブリオレづくりが上手いメーカーだ。Eクラスは25年前に初代が発売されて以来、北米で安全面などの観点からクレームがつきそうになると、きちんと先進的安全性能を盛り込んでクリアしてきた。そうやってカブリオレを常にラインナップに揃え続けている。このガッツは、賞賛に値するといえよう。

 試乗したのはスイスとイタリアのスキーリゾート。夏は閑散としているがワインディングロードが多く、クルマのテストにはもってこいのロケーションということだろう。

 最初に乗ったのはE400・4マチック。245kW(333ps)の3リッターV6エンジンにフルタイム4輪駆動。480Nmの最大トルクを1600rpmと低い回転域から発生する設定だ。

 このエンジンの力強さはすごい。ごくわずかなアクセルペダルの踏み込み量に反応して瞬時に加速する。燃費効率を考えて高めのギアを選択しているにもかかわらず、トルクが細くなるところが皆無というのも素晴らしい。

 豪華クルーザーを思わせるぜいたくな室内も大きな魅力だ。フルオープンで走るということは、周囲に室内を見せて走るということでもある。シートを含め、内装も重視される所以だ。

 試乗車は「エアボディコントロール」というフル・エアサスペンション・システム(オプション)を備えていた。そのため乗り心地は実にエレガントでスポーティだった。このクルマに求められるものにしっかり応えているといえよう。

 他方のE300・カブリオレは、2リッター4気筒エンジン搭載。180kW(245ps)の最高出力に370Nmの最大トルクを発生。後輪駆動である。最大トルクが1300rpmから得られるため、実用上の不満は出ないだろう。

 時速50kmまでなら20秒でフルオープン。新型は室内に余裕が生まれたため、大人4人でも快適に乗れるようになった。

 先進的安全装備と、運転支援技術の充実ぶりも大きな特徴だ。「快適」と「安全」の両方を視野にいれた技術として注目のマジックビジョンコントロール(ワイパーにウォッシャー液吹き出し口をビルトイン)は、このモデルで初採用である。

 日本への導入は未定という。しかし、幌を開けても閉めても美しいEクラス・カブリオレは、多くのひとに乗ってもらいたいと思う。

小川フミオ

最終更新:7/31(月) 14:24
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