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ベストモチベーションカンパニーの人事部長は、部下にどんな指導をしているのか

7/31(月) 12:13配信

PHP Online 衆知

人事部門とはいったいどうあるべきか。「ベストモチベーションカンパニーアワード2017」第1位に輝いたライフルが考える人事部の役割と責任とは?

※本記事は、羽田幸広著 『日本一働きたい会社のつくりかた』(PHP研究所刊)より、その一部を抜粋編集したものです。

人事とは「そういう部署」

ライフルには「社長賞」という表彰制度があります。評価の軸や表彰する時期は厳密に決まっておらず、要するに「社長の心が動いたら、その時に」表彰されるというものです。大体、年に2、3人(部門)程度が表彰されます。
その社長賞を、2014年に「人事部」が受賞しました。
後日、井上と飲みに行ったときにいわれました。
「あの表彰状を読み上げているとき、いろいろ思い出して、目頭が熱くなったよ」
井上と私が「日本一働きたい会社」をつくろうと誓い合ってから、9年が経っていました。表彰式のときに、その年月に思いをはせたというのは私も同様でした。ですから、井上の言葉はこれまでのどんなねぎらいよりも心に響きました。
そして、この受賞が特別嬉しかったのは、私個人ではなく人事部全体について井上が高く評価してくれて表彰に至ったことです。
私は、人事部のメンバーにはかなり厳しく指導します。普段から大変な思いをさせているという自覚があるだけに、みんなが受賞を喜んでいる姿がとても嬉しかったのです。
なぜ、そんなに厳しくするのか。
私が人事部のメンバーにことさら厳しいのは、人事とは「そういう部署」だからです。
会社において、様々なルールをつくり、それを社員に守ってもらうのが人事です。
人事の人間が、「いっていることとやっていることが違うよね」と思われるわけにはいきません。予算執行の検討が甘い際の「自分たちが採用した人たちが一生懸命稼いでくれたお金をそんなに雑に扱うな」という小言は口癖のようになっていますし、人事は仕事柄色々な人にお願いをすることが多いですが、その依頼の仕方や依頼の内容が雑だと感じた場合には我ながらしつこく指摘します。
「事を成す」という言葉がありますが、「人事」とは、事業の観点からいえば「事を成すために、人を集め、組織を作り、情熱を引き出す」つまり人を以て事を成す仕事だと考えています。
そんな人事が、社員の頑張りや時間を無駄にしてしまうことは絶対に許されませんし、人事は社員の模範であるべきだと考えています。
自分たちの目指す理想の会社像を共有し、重すぎる期待、細かすぎる指摘に応え、常に良い仕事をしてくれている人事の仲間には、感謝しかありません。

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最終更新:7/31(月) 12:13
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