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自動運転で浮上する「人間の責任」という難題。ボルボの新モデルで改めて浮き彫りに

7/31(月) 7:31配信

WIRED.jp

ボルボ・カーの新型SUV「XC60」には、事故を回避するため自動でハンドルなどが操作される機能が搭載される。この機能から改めて浮き彫りになったのは、二律背反的な状況での判断において「人間の責任」はどうなるかという難題だった。

来るべき「自動運転時代」をサヴァイヴするための4つのヒント

スウェーデンのボルボ・カーは、自社の車による死者と重傷者を2020年までにゼロにするという目標を掲げている。新しく生まれ変わったミッドサイズSUV「XC60」は、そんな自動車メーカーに期待されるさまざまな安全技術を装備している。

まず、障害物を検知し、緊急時にはブレーキが作動する。クルマが道路から飛び出したときや、ひっくり返りそうになったときは、シートベルトを巻き上げ、乗員をしっかり固定してくれる。車線からはみ出しそうになったら、正面衝突しないようハンドルを操作し、進路を修正してくれる。歩行者や動物、ほかの車両が突然目の前に現れたときも、正確なハンドル操作で回避の手助けをしてくれる。

最後の2つは新技術だ。そして、運転支援システムの可能性と限界について、ある興味深い疑問を提起している。その疑問とは、ロボットが人間に取って代わるまでのつなぎとしてつくられたこれらの新システムは、人間の運転技術を向上させてくれるのか? というものだ。

自動運転は複数の脅威に対処できるのか?

もっとシンプルな質問をボルボにぶつけてみた。2つの衝突回避システムが同時に作動し、例えば、右にいる歩行者と左前方からやって来るクルマなど、複数の脅威に対処することは可能なのか、という質問だ。

ボルボの製品担当者たちに質問してわかったのは、こうした議論は微妙な問題であるということだ。XC60がこうした問題にどう対処するかについては、技術者たちは正確に把握している。しかし、半自動運転システムが進化しているこの段階では、ドライヴァーから最終的な責任を奪うような理論を口にすることはできない。もし「問題なく対処できます」とでも言えば、ドライヴァーは車が助けてくれると考え、車の能力に頼るようになってしまうかもしれない。

ボルボが掲げている目標を思い出してほしい。ボルボは2020年までに死者と重傷者をゼロにするため、ハンドルの自動修正や緊急時ブレーキなど、さまざまな運転支援システムを採用することを計画している。いつでも運転を交代できるよう注意を払っていることを条件に、高速道路での自動運転機能も導入する予定だ。そして2021年までには、少なくとも高速道路をはじめとする特定の条件下で、人間がいなくてもあらゆる状況に対処できる完全な自動運転を実現する計画だ。

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最終更新:7/31(月) 7:31
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