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マルチタスクは「弊害」? 仕事のパフォーマンスを上げる「マインドフルネス思考」とは

7/31(月) 9:10配信

ライフハッカー[日本版]

『仕事が速く、結果を出し続ける人のマインドフルネス思考』(人見ルミ著、あさ出版)の著者は、ニュースレポーター、お天気予報キャスターを経て報道ディレクターに転身し、数多くのTV番組を手がけていたのだそうです。ところが心身ともに疲弊して「働く意味」を見失ってしまったため、28歳で単身インドへ渡航。かくして師匠のもとでヨガ・瞑想などマインドフルネスのエッセンスを学び、感情をコントロールする方法を身につけたのだといいます。

【画像】マルチタスクは「弊害」? 仕事のパフォーマンスを上げる「マインドフルネス思考」とは

ここ数年は大企業から中小企業までの多くの企業から依頼を受け、マインドフルネスの研修を担当。そうして800名以上の著名人や経営者と接してきた結果、気づいたことがあるのだそうです。

それは、トップに立つ人ほど「マインドフルネス思考」を持っており、(意識するしないにかかわらず)脳の休息を上手にとり、感情に左右されず、短い時間で最高の仕事を行っているということです。

特に、長く企業を存続させている経営者ほど、目を閉じてゆったりとする時間をとって頭をリセットさせたり、ネガティブなこと、イライラすることが心に溜まってきたときはすぐに排除して、フラットな状態にされていました。

また現在、結果を出している人の多くが、「マインドフルネス」を日々の生活に取り入れ、「マインドフルネス思考」で考えることで成果が出ているのです。(「はじめに」より)

そこで本書においては、マインドフルネスを活用し、仕事が速く、結果を出し続けるための仕事のコツ、考え方のコツを「マインドフルネス思考」として紹介しているわけです。きょうは第2章「仕事のパフォーマンスをあげるマインドフルネス思考」に焦点を当ててみたいと思います。

マルチタスクは「弊害」である

仕事が速く結果を出し続ける人は、「限られた時間のなかで結果を出すにはなにをすべきか」「自分にとって重要な課題はなにか」を冷静に見極め、実行しているもの。だからこそ効率的に動くことができ、仕事を片づけるのが速いということ。

ちなみに「仕事ができる人」というと、マルチタスク(同時に複数の仕事を手がけること)をこなしている人をイメージしがちです。しかし意外なことに、そんな働き方はオススメできないと著者は記しています。

なぜなら、同時に複数の仕事を進行・処理できているように見えるものの、脳の働きの面から考えると、活動領域を瞬時に切り替えているにすぎないから。そして、それは脳にとってはあまりいい状態とはいえないのだそうです。その理由について著者は、欧米の実験の話題を引き合いに出しています。マルチタスクを行うことで過剰な負担がかかって脳が損傷したり、精神にも負担がかかり、身体に悪影響を及ぼしかねないという報告が上がっているというのです。

目の前の仕事に集中しているつもりでも、時間の割に進んでいないのは、一つひとつのタスクを瞬時に切り替えしなくてはならないため、脳が疲弊しているからなのです。(65ページより)

また、マルチタスク派の人はシングルタスク(ひとつの仕事)に集中する人とくらべて生産性が低いという研究報告もあるそう。その理由について著者は、「ムダな切り替えを増やすほど脳内は疲弊し、それとともに仕事が混乱してしまうため」だと解説しています。

仕事が速く結果を出し続ける人は、膨大な量の仕事を優先順位に沿って見極め、シングルタスクに切り替えてから取り組んでおり、ひとつのことに集中できる環境を整えているのだということ。

・ たとえば部下に対して、「自分に話しかけるときは『いま、話しかけてもいいですか?』と確認してもらうようにし、タスクがひとつ片づいたあとに、脳も気持ちもしっかり切り替えてから、部下の目を見て話を聞くようにする。

・ 上司から話しかけられることが多いのであれば、「きょうは集中したいので、先に話を伺いにきました」と、こちらから聞きに行く。

・ メールやSNSも確認する時間を決め、それ以外の時間は、着信の知らせがPC画面に現れても一切開かず無視する

・ 次々と鳴る電話に思考を中断されるのであれば、社内で相談し、Aチーム、Bチームに分けて、1時間交代で電話に出るチームと出ないチームを決める

たとえばこのように、メリハリをつけるということ。マインドフルネス思考で仕事に取り組むということは、「あれもこれもという雑念状態をなるべく排除し、優先順位を決めてからひとつの物事に集中してスピーディに取り組む」ことなのだそうです。(64ページより)

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