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アマゾン創業者のジェフ・ベゾス、世界一の大富豪に

7/31(月) 19:35配信

エスクァイア

 ビル・ゲイツ(マイクロソフト共同創業者)が世界一の大富豪の座を明け渡した。7月27日午前(米国時間)、アマゾンの株価が急上昇したことを受け、同社創業者のジェフ・ベゾスの個人資産額が910億ドル(約10兆600億円)へと大きく増加。これまで世界一の大金持ちの座を維持していたビル・ゲイツの資産額はこの日900億ドルで、ベゾスが初めて世界一の大金持ちとなった。

 同日、アマゾン株価が1.6%上昇したことでベゾスの個人資産額は14億ドル(約1547億円)増加。その結果、米経済誌『フォーブス』が集計する大富豪のリアルタイム・ランキングでベゾスとゲイツの順位が交代したのだ。

 ゲイツはこれまでの23年間で合計18回、『フォーブス』の年間ランキングで首位の座を獲得していた。それに対してベゾスが同リストに初めてランクインしたのは1998年のことで、これはアマゾンが株式を公開した翌年のことだった。ちなみに当時のアマゾンの時価総額は約16億ドル(約1768億円)で、現在のベゾスの個人資産額と比べるとごくわずかな金額に過ぎない。

 ベゾスは今年4月に米証券取引委員会(SEC)に提出した報告書で、保有するアマゾンの株式数が全体の約17%に上ることを明らかにしていた。また、老舗新聞社の『ワシントンポスト』やロケット開発を手がけるブルーオリジンといった資産を保有する一方、各四半期に平均約10億ドル(約1105億円)相当のアマゾン株式を売却していることも明らかにしていた。

 ビル・ゲイツの資産の大部分は保有するマイクロソフト株式(約1億9100万株、全体の2.46%)。『フォーブス』では、ゲイツが個人資産管理会社のカスケード・インベストメントを通じて保有する複数の公開企業の株式や不動産もゲイツの個人資産としている。他方でゲイツがビル&メリンダ・ゲイツ財団に提供した株式などは、個人資産のなかに含まれていない。

 ゲイツは2010年8月に、バークシャー・ハザウェイCEOのウォーレン・バフェットとともに、他の大富豪に対して、個人資産の最低半分を慈善活動に寄付するよう呼びかける誓約「ギビング・プレッジ(Giving Pledge)」を発表していた。この範を垂れるかたちでゲイツが寄付した資産の総額は、2016年末時点で311億ドルに達していたと『フォーブス』は記している。

 ベゾスはまだ「ギビング・プレッジ」には参加しておらず、慈善活動に寄付した金額は2015年末時点で約1億ドル(約110億円)。ゲイツがあれほど気前よく寄付を続けてきていなければ、ベゾスが世界一の大富豪になることもなかっただろう。

翻訳:坂和敏

最終更新:7/31(月) 19:35
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