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花火写真の第一人者に聞く、花火大会で絶好の場所をとるコツ

7/31(月) 12:14配信

@DIME

14世紀にイタリアで始まったとされる花火。日本で花火の打ち上げが行われるようになったのは戦国時代の終わり頃で、約400年の歴史がある。当初は、将軍家や諸大名の間で鑑賞されていたのが、やがて庶民にも流行、1733.年に初の「花火大会」が開催された。これが現代の『隅田川花火大会』のルーツとなる。今や花火大会は、日本の津々浦々で開催されるようになり、世界でも類を見ない花火大国となっている。

花火には、興味深いトリビア的な知識がいろいろとある。今回は、花火写真の第一人者である金武武氏に、そのいくつかを教えていただいた。

●世界最大の花火は?

日本の花火には、世界でもナンバーワンとなっているものが、いくつもある。金武氏によれば、打ち上げ時の直径が一番大きな花火も日本のものだという。

「世界最大の打ち上げ花火は日本にあります。新潟県小千谷市の『片貝まつり』で上がっている四尺玉がそれで、直径850mにも広がります。水上花火も日本に世界最大級のものがあって、三重県熊野市の熊野大花火大会の『三尺玉海上自爆』ですが、直径は650mになります」

●日本で最も集客人数が多い花火大会は?

「集客数ランキング1位は、『隅田川花火大会』だと思っている人が多いかもしれませんが、実は『江戸川区花火大会』がダントツの1位です。対岸の『市川市民納涼花火大会』と共同開催することも大きいですが、両岸合せて約139万人が見に来ます」

●花火を横や真下から見ると、どう見える?

「一般的な花火大会で使用される花火は、『割物花火』といわれるタイプが多く、球体で作られているため、どこから見ても球形に見えます」

「割物花火の代表的なものとして、『牡丹花火』と『菊花火』があります」

これとは別に「型物花火」という平面の花火があり、スマイル、星、ハートなどの形があります。数は少ないですが、どこの花火大会でも上がっています。

「平面なので、正面か裏側でしか形を見ることができません。型物花火は一発だけで終わることはなく、数発から数十発上げてくれるので、いろんな方向に開花した型物花火を楽しんでいただけます」

「割物花火は下から見ても球型ですが、大きく広がって地上まで垂れてくる『冠菊花火』は下から見ると次の写真のようになります」

●人気の花火大会で、絶好の見学場所をとるコツは?

「人気の花火大会で、無料のエリアで花火を観覧するなら、早めに(できれば昼過ぎに)行くことをおススメします。一人か二人が入れる隙間に入る場合には、周囲の人達に「ここ空いていますか?」など声を掛けてから入るのがエチケットです」

「事情があって、どうしても開始直前にしか行けないときは、事前に有料桟敷席を購入することをおススメします」

「海岸で開催される大会であれば、メイン会場を離れて砂浜を左右に歩けば、空いている場所はあるはず。たいていの花火は球型なので、1か所で打上げる花火なら斜めから見ても、横から見ても形に変わりはありません。左右どちらに歩いたらよいか迷ったら、風上に歩いてください。風下だと煙で花火が見えなくなります」

「河川敷で開催される花火大会は、堤防の上が大混雑になる傾向があります。堤防を降りて河原の先に行くと、空いていることがあります」

●日中に行われる花火大会もある?

「数は多くはありませんが、昼間に開催される昼花火というものがあります。この場合、煙や音の演出がメインとなりますが、だからといって地味なわけではなく、昼花火には昼花火ならではの魅力があります。有名どころとしては、新潟県の『片貝まつり』や秋田県の『大曲の花火』が挙げられます」

●打ち上げ花火以外に面白い花火は?

「壮大さの点で、仕掛け花火が素晴らしいです。基本的な仕組みは、地上に仕掛けを作っておき、それに点火すると、文字や絵柄が現れるというものです。例えば、静岡県の『遠州はまきた飛竜まつり』での、巨大な飛竜に仕掛けられた「飛竜ナイアガラ花火」があります。飛竜の大きな口から吹き出す噴出花火と同時に、胴体部分のナイアガラに点火される時、祭りの盛り上がりは最高潮に達します。これは必見です」

協力・画像提供/金武 武(かねたけ・たけし)

文/鈴木拓也

@DIME編集部

最終更新:7/31(月) 12:14
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