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【柏】仙台戦でデビューした韓国代表MFキム・ボギョン。初出場の出来は?先発定着への課題は?

7/31(月) 11:30配信

SOCCER DIGEST Web

「チームの戦術に馴染むのに、もう少し時間がかかると思う」

[J1リーグ19節]仙台1-1柏/7月30日(日)/ユアテックスタジアム仙台
 
 6月22日に柏へ加入したキム・ボギョンが7月30日、J1リーグ19節の仙台戦で満を持して新天地でのデビューを飾った。
 
 キム・ボギョンは「思っていたよりも難しい状況での出場になった。ただ、コンディション的にも問題はなかったので、もう少し長い時間プレー出来れば良かった。試合を通してチームとしては悪くなかったと思うんですけど、最後の最後で集中力が落ちて失点してしまったのが非常に残念です」と、デビュー戦を振り返る。
 
 試合の結果は1-1だったものの、この新加入の韓国人アタッカーは、トップ下で出場すると、随所に持ち前の攻撃センスを披露。とりわけ、ボランチと同じくらい低い位置まで下がってボールを受けてからの展開力と推進力は目を見張った。今後、柏にとって攻撃のリズムを変える新たな武器になりそうな気配を感じさせた。
 
「出場したのが後半だったので、相手も体力が少し落ちていて、中盤にスペースがたくさん空いていた。そこで自分が受けてビルドアップに関われば、もう少し自分たちがボールを保持できるのではないかなと思った」
 
 やや下がり目のポジショニングをとった意図を語る。こうして攻撃に変化をもたらしたものの、パスミスも少なくなかった。合流して1か月が経ったとはいえ、やはり連係面は未成熟だ。
 
 キム・ボギョン自身も「チームの戦術に馴染むのに、もう少し時間がかかると思う。柏のスタイルとして、今は真ん中でよりもサイドからの攻撃が多いので、それに早く慣れなきゃいけない」と課題を語る。
 
 一方で、攻撃での連係以外にも、先発定着のために乗り越えなければいけない壁がある。それは守備のタスクだ。
 
 今季の柏が志向するのは、ハイプレス戦術。主導権を握るために、ボールを奪われたらすぐさま奪い返すという、前線からのプレッシングはいまや生命線となっているのだ。
 
 仙台戦で素早く寄せる意識はある程度見られたものの、豊富な運動量と献身性が売りで、現在トップ下のレギュラーを担う中川寛斗と比べれば、やはり劣る。
 
 とはいえ、本人は「監督から守備に関してたくさん要求されています。けど、それも時間が経てば自然とプレーできるようになってくるはず。なので、自分では特に心配はしていないです」と自信を覗かせる
 
 柏は17節の鹿島戦から3戦白星なし。リーグ戦優勝を目標に掲げながら停滞感が漂うチームにとって、新戦力の活躍は重要だ。
 
 素早くフィットし、チームを浮上させられるか。キム・ボギョンの適応力に注目したい。
 
取材・文:多田哲平(サッカーダイジェストWEB編集部)

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最終更新:7/31(月) 11:30
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