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人との付き合いが拡がり、深まる――それがクルージングの魅力(後編)

7/31(月) 6:00配信

ダイヤモンド・オンライン

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● クルーザーに一緒に乗ると ビジネスをやる潤滑剤になることも

 「皆さんが海の上で楽しそうにしている様子を見ると、嬉しくなります。船舶免許を持っている人が乗っている時には操縦役を外れて、お酒を飲んで、のんびりと過ごします。それも最高ですよ」

 仕事で付き合いのある人を乗せた時も、おもてなしはするが、海の上で商談はしないというのが小林さんのモットーだ。

 「仕事相手であっても、海に出ると仕事と楽しみの境目がなくなります。お互いに釣り糸を垂れたり、お酒を飲んだりしながら、仕事と全く関係のない話で盛り上がる。

 それがいいんです。ただ、仕事の話はしなくても、コミュニケーションをとりながら、相手の人柄が見えてくるということはある。

 うちのおやじがよく言っていたんです。“仕事の話は、夜、話さないとダメなんだ”って。お酒を酌み交わしながら、相手とどこまで本音で話ができるか、ということなのでしょうね。

 私は元来、ずぼらな性格でそこまでシビアに見ることはないけれど、海の上で一緒の時間を過ごしながら、仕事の付き合いだけではわからなかった相手の意外な一面を発見したりして、嬉しくなったりすることがある。

 そういうことが、その後のビジネスの何かしらの潤滑油になっていることも、あるかもしれません」

 小林さんが過去に作ったという料理の写真を見せてもらうと、フルコースや握り寿しなど、盛り付け方ひとつをとっても、正直、とてもずぼらな人とは思えない。

 「私たちマリーナのスタッフにも気軽に声をかけていただいて、別荘で社長のお料理をいただくことがあるのですが、アンコウをさばいて鍋にしてくださった時は驚きました。

 どんなにお酒を飲んだ時も“最後はやっぱり味噌汁だろう”と言って、伊勢海老のお味噌汁をさっと作ってくださったり……。細かいところにも気を遣う、気配りの人だと思います」(近藤さん/マリーナ ハーバー・マスター)

 クルージングを通して人との付き合いが広がり、深まる。小林さんにとって、クルーザーがあるから健康で健全な人生が送れるのだ。

 COLUMN クルーザーについて
- クルーザーには免許が必要 -

 ボート免許とは、「小型船舶操縦者免許」といい、小型船舶(20トン未満の船舶)を操縦できる免許のこと。

 船の大きさ(推進機関の出力)や航行できる範囲によって1級、2級、2級湖川小出力限定、特殊小型(水上オートバイ)の4種類。5海里を超えて外洋に出ていく船舶には1級が必要となる。

 - マリーナという強い味方 -

 クルーザー(やヨット)を楽しむにはマリーナとのつきあいが必要。

 たとえば文中の小林武広さんがつきあっているのは「熱海マリーナ」(TEL:0557-68-2316)。相模湾に面したロケーションを持ち、艇置や管理を行ってくれている。

 http://www.atamimarina.co.jp/

牧野容子

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