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ジェネリック薬の活用 生活習慣病なら1年で6000円の差も

8/1(火) 15:00配信

マネーポストWEB

 ジェネリック薬は、特許期間が切れた新薬と同じ有効成分で作られた後発の医薬品だ。だが、使用に抵抗のある人はまだ存在するという。『マンガではじめる薬局マネジメント』(南江堂)の著者で、薬剤師の水八寿裕さんは、こう語る。

「ジェネリックに対して、いまだにネガティブなイメージを持っている患者さんもいますが、薬剤の血中濃度(体内に吸収されて血液中に現れる有効成分の濃度)や溶け方は、先発品と比べても遜色ないことが試験で確認されています。薬の剤形などによっては、ジェネリックの方がのみやすいものもあるほどです」

 すでに有効成分が公表された薬と同じものを作ればいいので、先発品に比べてジェネリックの開発費は低く抑えられる。そのため、国が決めている後発品の薬価は安く、現在は先発品の2~6割だ。

 たとえば、高血圧の薬を28日間処方してもらった場合で比較してみよう。

 先発品の「ミカルディス40」の薬価は1錠あたり115円。一方、同じ有効成分で作られたジェネリックの「テルミサルタン錠40mg」は1錠あたり46円(2017年7月現在)。これに、薬剤師の調剤技術料などが加わり、1回あたりの薬局での支払いは先発品が1400円、ジェネリックが900円で、500円の差が出る。高血圧症をはじめとする生活習慣病は、長期にわたって薬を服用し続けるので、1年で6000円の差が出ることになる。

「いきなりジェネリックに切り替えるのが不安な人は、『お試し調剤(分割調剤)』を利用してみるといいでしょう。たとえば、28日分のうち最初の7日分だけ後発品を調剤してもらい、問題があれば他のジェネリックや先発品に変更することも可能です」(水さん)

※女性セブン2017年8月10日号

最終更新:8/1(火) 15:00
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