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コラム「A・マドリーの親善試合から見えたJリーグ順位争いのキーポイント」

8/1(火) 17:03配信

SOCCER DIGEST Web

ネガティブ要素のオンパレードのなかで…

「難しい試合でした」

 そういう言い回しがある。これは当事者の感想だが、確かに“情状酌量の余地あり”というような試合は実際にあるだろう。

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 例えば、それは酷暑という環境だったりする。気温30度以上でじめじめした空気が漂うピッチ……。選手の足は鈍るし、気力は削がれ、技術精度は落ちる。いつものようなプレーは望めない。

 あるいは、ピッチの状況も大きく影響する。芝生の丈が長かったり、凹凸があったりすることで、通常のプレーができないということもあるだろう。または、怪我人の続出で自分たちのコンディションが整わず、劣勢を余儀なくされることもある。

<どうしようもない>

 そういう悪い流れに引き込まれてしまうことはある。難しい試合――。自分たちの試合ができない、という意味を含んでいる。

 しかし逆説すれば、こんな時こそ、実力が試される。

「ピッチに入ったら、どんな時も戦う姿勢を示す必要がある」

 アトレティコ・マドリーの名将ディエゴ・シメオネは高らかに言う。

 シメオネ率いるA・マドリーは先日のプレシーズンマッチ(メキシコ遠征の初戦)、地元のトルーカと0-0で引き分けた。

 標高2600メートルという高地で、選手は思うように動くことができなかった。コンディションは明らかに悪く、合流間もないこともあって連係もままならず、試合勘に欠け、息も上がる……。まさに、ネガティブ要素のオンパレードだった。

 しかし、彼らは勝てずとも、負けることもなかった。

 ここに、「シメオネイズム」がある。

「我々にとっては(プレシーズン)初の試合だったが、それにしてはかなり良かった。この標高で戦うことは決して簡単ではないが、選手たちは必要に応じて順応していった。足の運びは重かったが、どうにか戦えていた」

「力を発揮するにはまだ時間が必要だが、親善試合であれ、公式戦であれ、我々は戦う姿勢を示すことができた。チームコンセプトは失われず、ラインはコンパクトで、ソリッドだった」

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最終更新:8/1(火) 17:03
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