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サステナブルな暮らしの実践でSDGs達成目指す

8/1(火) 21:08配信

オルタナ

環境パートナーシップ会議(東京・渋谷)が主催するビジネスセミナー「SDGsとサステナブルな暮らし――実践と普及に向けて」が7月28日、有楽町の東京国際フォーラムで開催された。SDGs(持続可能な開発目標)を推進する国連や環境省、企業、消費者を代表するスピーカーが登壇し、食や消費など暮らしの視点から、日本のSDGsへの取り組みの現状や課題について議論が行われた。(小松 遥香:オルタナ編集部/Sustainable Brands Japan)

同セミナーは、オーガニックフォーラムジャパン(東京・中央)が開催する第2回オーラニックライフスタイルEXPOの一環で実施された。

SDGs達成は足元のアクションから

国連広報センター(UNIC)の根本かおる所長は、SDGsの達成について「淡々と積み上げ式でやっていけば良いものではなく、大胆で変革的な発想を持って、達成のためにいつまでに何をしなければいけないかを考える必要がある。変革的というのは、産業革命や奴隷解放などに匹敵するパラダイムシフトのことだ」と話した。

SDGsの進捗については、「企業は今、事業とSDGsを照らし合わせてマッピングを行うという段階から、次の段階に進もうとしているところだ」と見解を示した。また、SDGsは国内の格差問題や女性活躍推進なども含まれている国内課題そのものであり、日本人一人ひとりの生活の足元に関わることだとした。

「足元のアクションなくして世界の課題解決はできない。行動を起こすことで、誰もがチェンジメーカーになり得る」と根本所長は強調した。

ベン&ジェリーズが目指す「共存共栄」のためのサステナブルなビジネス

企業事例としては、ユニリーバのアイスクリームブランドで、全ての原料をフェアトレードで調達している「ベン&ジェリーズ」の取り組みが紹介された。

登壇した溝越えりか・アシスタントブランドマネージャーは、同ブランドの企業理念「共存共栄」の3つの柱について説明。一つは、安心・安全で環境に配慮した製品づくりを行うこと。そして、従業員をはじめとするステークホルダーにとっての企業価値を高めること。三つ目は、社会の中で企業が果たすべき役割を積極的に担うというものだ。

企業の社会的責任として、同ブランドは政治参加を促すために、選挙に行った人に無料でアイスを提供するキャンペーンなどを行うことでも知られている。最近の取り組みとして、自然エネルギーの利用を促進する「パワーシフト・キャンペーン」が紹介された。

同ブランドは、気候変動を環境問題だけではなく、ぜい弱な国や人に負荷がかかる社会の不公平や人権問題でもあると考える。キャンペーンでは、地球のサステナビリティ(持続可能性)のために電気を選ぶことの重要性を考えて貰うために、自然エネルギーで発電している携帯電話用の充電装置を、店舗に訪れたお客さんに使用して貰うというものだ。

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最終更新:8/1(火) 21:08
オルタナ

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