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【もがいた経験は必ずプラスになる】内川聖一が語る“鈴木誠也” vol.1

8/1(火) 0:00配信

広島アスリートマガジン

2年前に自主トレを共にして以来、師弟関係にある内川聖一と鈴木誠也。
鈴木が打撃を進化させていく上で大きな影響を与えた日本一の右打者が、自主トレでの指導秘話、そして今の鈴木誠也への想いを語る。

鈴木を変えた内川との出会い

2016年1月。プロ4年目のシーズンを目前に控えた鈴木誠也はさらなる飛躍を目指すべく、チームの先輩・小窪哲也らを通じて『日本一の右打者』と尊敬する、福岡ソフトバンクホークス・内川聖一の自主トレに初参加した。ここでの出会いが鈴木の打撃を変え、飛躍的な進化へつながるきっかけとなる。

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【内川】 初めて(鈴木)誠也と会う前の印象ですが、見かけは一見やんちゃそうだし面白そうな奴だなと思っていました(笑)。でも実際に話をしてみると、自分の考えがしっかりしている選手だと思いましたね。過去に何人も自主トレを共にした選手はいますが、だいたい「一緒にやれば打てるようになるかな」とか「内川さんがすごく良いバッテイングをするので一緒にやりたい」という選手が多い印象でした。でも誠也の場合は『自分はこういう風になりたい』という考えを持って自主トレに来てくれて、その自分の思いをハッキリと僕に言ってくれました。

自主トレに来てもらっても僕が『持っているものを全て与えます』ではなく、誠也が僕の何を欲しがっているのか? を聞かないと、なかなか上手くアドバイスもできません。なので、誠也の考えを聞いた上で、状況によって「もっとこうしたら良いんじゃないか」という話をさせてもらいました。

指導する中で印象的だったことは、彼は最初に「率を残したい」「調子の波を少なくしたい」と言っていました。それを踏まえた話なのですが、当時打撃練習の一環としてロングティーをやると僕の方が打球が飛んでいました。誠也の中で『内川聖一のロングティーがこんなに飛ぶ』と思っていなかったみたいで、驚いていました。その時「ホークスで言えば柳田(悠岐)とか、松田(宣浩)は俺なんかより全然飛ばすよ」という話をしたら、さらに驚いた感覚だったようです。

やはり球を飛ばそうとすると人間は必ず力を入れてしまうものです。ですが、確率を高めたり、調子の波を少なくするのであれば、力を入れて打っている間はなかなか率は上がってきません。なので、いかに力を抜いた状態で球を飛ばすのか? ということを意識して指導させてもらいました。

(vol.2へ続く)
【広島アスリートマガジン2017年8月号掲載インタビューから抜粋】

広島アスリートマガジン編集部

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