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ミサワホーム、「QUOカード」の株主優待を廃止!100株以上の株主を対象に、保有株数に応じて年2回QUOカードが贈呈されていたが、17年3月が最後に

8/1(火) 22:20配信

ダイヤモンド・ザイ

 ミサワホーム株式会社は、毎年9月末、および3月末時点の株主優待名簿に記載された株主に対して実施していた株主優待を一部廃止すると、2017年8月1日に発表した。

【詳細画像または表】

 ミサワホームの株主優待は、従来以下の2種類が贈呈されていた。

 (1)同社グループ各社で利用可能な優待券の贈呈(住宅の購入およびリフォーム時に1~3%割引)
(2)保有株数に応じて「QUOカード」贈呈

 今回の発表により、住宅の購入時などに利用できる優待券は継続して贈呈されるが、(2)の「QUOカード」の優待のほうは、廃止されることが判明した。

 ミサワホームが「QUOカード」の株主優待を廃止する理由は、「このたび、株主の皆様に対する公平な利益還元のあり方という観点から慎重に協議を重ねました結果、株主優待のうちクオカードの贈呈を廃止することといたしました。(中略)今後も株主の皆様への利益還元を経営上の重要課題の一つと認識し、継続的かつ安定的な配当の実施に向けて更なる業績の向上に努めてまいりますので、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます」とのことだ。ただし、同時に発表された第1四半期決算では年間配当額は1株20円の予想から修正されていない。

 ミサワホームの「QUOカード」の株主優待は、2017年3月末の株主を対象として実施された分を最後に、廃止される。

ミサワホームの株主優待の内容と優待利回りは?

  【変更前】

  基準日
  保有株式数
  株主優待内容
  9月末/3月末
  100株以上
  ◆QUOカード(1000円相当)
◆グループ各社で利用可能な優待券
(※それぞれ年2回贈呈)
  1000株以上
  ◆QUOカード(2000円相当)
◆グループ各社で利用可能な優待券
(※それぞれ年2回贈呈)
  1万株以上
  ◆QUOカード(3000円相当)
◆グループ各社で利用可能な優待券
(※それぞれ年2回贈呈)

  【変更後】

  基準日
  保有株式数
  株主優待内容
  9月末/3月末
  100株以上
  グループ各社で利用可能な優待券
(※年2回贈呈)

 ミサワホームの2017年8月1日時点の終値は1020円なので、もし、今後も「QUOカード」の株主優待が実施されていれば、株主優待利回りは以下のようになっていた(※優待券は利回りの計算が難しいので、「QUOカード」のみで利回りを試算。年2回受け取ったものとする)。

 (100株保有の場合)
投資金額:100株×1020円=10万2000円
優待商品:2000円相当
株主優待利回り=2000円÷10万2000円×100=1.96%

 (1000株保有の場合)
投資金額:1000株×1020円=102万円
優待商品:4000円相当
株主優待利回り=4000円÷102万円×100=0.39%

 (1万株保有の場合)
投資金額:1万株×1020円=1020万円
優待商品:6000円相当
株主優待利回り=6000円÷1020万円×100=0.05%

 ミサワホームの株主優待は、個人投資家に絶大な人気がある「QUOカード」と、同社グループで家を建てるときなどに利用できる優待券が用意されていた。優待券は、使う予定がある人にとってはかなりお得だが、実際に使える人はかなり限られると想定されるため、「QUOカード」を楽しみにしている人が多数派だっただろう。そのため、今回の発表ではミサワホームの株主優待制度自体が廃止されるわけではないものの、失望する個人投資家は多そうだ。

 なお、ミサワホームは大手住宅メーカー。2016年11月にトヨタホームとの業務提携を発表。トヨタホームの子会社となっている。2018年3月期の連結業績予想(通期)は、すべて前期比で売上高増減なし、営業利益16.7%減、経常利益20.2%減、当期純利益9.6%減。主力の戸建住宅は受注が減少傾向。

 ■ミサワホーム

 業種
 コード
 市場
 権利確定月
 建設業
 1722
 東証1部
 9月末/3月末
 株価(終値)
 単元株数
 最低投資金額
 配当利回り
 1020円
 100株
 10万2000円
 1.96%
 【ミサワホームの最新の株価・株主優待の詳細はこちら! 】

 ※株価などのデータは2017年8月1日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。

ザイ・オンライン編集部

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