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「かめはめ波」を本気でビジネスにした男たち

8/1(火) 6:00配信

東洋経済オンライン

 超人気漫画『ドラゴンボール』の必殺技「かめはめ波」を打ちたい。そんな幼少期の夢を実現し、ビジネスにすべく、ただひたすら事業に打ち込む経営者がいる。meleap(メリープ)の福田浩士CEOだ。

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 経営陣を含め社員22人で展開するのは、AR(拡張現実)を活用した「HADO(ハドー)」。腕にモバイル端末(現在はiPod Touch)を着け、スマートフォンを差し込んだヘッドマウントディスプレーを装着して戦う「テクノスポーツ」だ。プレーヤーが手を突き出すと「エナジーボール」と呼ばれる光弾が飛び出す。格闘ゲームのキャラクターになった気分で楽しめる没入感が最大の売りだ。

 現在展開するコンテンツは、仲間と協力してモンスターを倒す「HADO Monster Battle」、プレーヤーが3対3のチームに分かれてエナジーボールを撃ち合い相手と戦う「HADO」、画面から次々に抜け出してくるモンスターを倒し、それぞれのプレーヤーがスコアを競う「HADO SHOOT!」などだ。

■年末には43カ所まで一気に拡大

 中でも、メリープがスポーツ化に向けて力を入れるのが対人戦のHADOだ。試合時間は80秒、フィールドの中でエナジーボールを撃ち合う競技だが、単に敵に向けて撃つだけでは、なかなか勝利はつかめない。

 ゲーム前にはプレーヤーのステータスを調整する作業がある。所定のポイントを割り振り、エナジーボールのスピードや大きさ、バリアの耐久度などを決める。

 主に攻撃を担当するプレーヤーやバリアを作って守るプレーヤーなど、チーム内で役割を決めて戦えるように工夫されている。

 操作自体は簡単で誰でも手軽に遊べる。その一方で全身を使って攻撃したりよけたりし、さらには高度なチームプレーも要求されるため、大人から子どもまで幅広く楽しめるコンテンツといえるだろう。

 プレーヤーは、1回当たりプレー料金300~500円を払ってHADOを楽しむ。これを、アトラクションを設置する施設側とメリープで分け合う収益モデルになっている。

 現在はテーマパークやゲームセンターなど13カ所(Monster Buttleも含む)に導入されている。今後はVR(仮想現実)をテーマとした施設などへの導入提案や、スポーツバーなどへの出店も進め、年末には43カ所まで一気に拡大する計画だ。

 事業が徐々に軌道に乗るにつれ、資金調達も多様化してきた。メリープは2015年11月にフジ・メディア・ホールディングス傘下のポニーキャニオン(映像・音楽会社)から出資を受けているが、現在は銀行からの借り入れもしている。これは事業モデルが銀行から評価された結果といえるだろう。

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