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西郷隆盛も? 帯津良一が説く「心の養生」〈週刊朝日〉

8/4(金) 16:00配信

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 西洋医学だけでなく、さまざまな療法でがんに立ち向かい、人間をまるごととらえるホリスティック医学を提唱する帯津良一(おびつ・りょういち)氏。帯津氏が、貝原益軒の『養生訓』を元に自身の“養生訓”を明かす。

*  *  *
【貝原益軒 養生訓】(巻第一の9)
養生の術は先(まず)心気を養ふべし。心を和(やわらか)にし、
気を平(たい)らかにし、いかりと慾とをおさへ、
うれひ、思ひ、をすくなくし、心をくるしめず、
気をそこなはず。是(これ)心気を養ふ要道なり。

 益軒は養生訓で心の養生について、繰り返し語っています。

「養生の術は先心気を養ふべし」(巻第一の9)

 体の養生のためには、まず心気を養うことが大事だというのです。では、どうすればいいのでしょうか。

「心を和にし、気を平らかにし、いかりと慾とをおさへ、うれひ、思ひ、をすくなくし、心をくるしめず、気をそこなはず」(同)

 と続きます。これが心気を養う大事な方法だというのです。

「心をしづかにしてさはがしくせず、ゆるやかにしてせまらず、気を和にしてあらくせず、言をすくなくして声を高くせず、高くわらはず、つねに心をよろこばしめて、みだりにいからず、悲(かなしみ)をすくなくし、かへらざる事をくやまず、過(あやまち)あらば、一たびはわが身をせめて、二度悔(くやま)ず、只(ただ)天命をやすんじてうれへず、是(これ)心気をやしなふ道なり」(巻第二の26)

 とも説いています。つまりは、「心をのびやかにする」ということでしょうか。

 かつて、がん治療に西洋医学だけでなく中国医学を取り入れようと、しばしば訪中していたころに、『祝●健康長寿』に出会いました。この書名の意味は「あなたの健康長寿をお祈りします」というもので、まるで年賀状の挨拶文みたいな本なのですが、内容は本場中国の養生の粋(すい)がちりばめられていてなかなかでした。

 養生の要諦として七つの項目をあげています。

(1)勤運動(運動にいそしむ)
(2)練気功(気功を練習する)
(3)節飲食(食事を節する)
(4)暢(ちょう)情志(心をのびやかにする)
(5)慎起居(正しい日常生活)
(6)適環境(環境に適する)
(7)補薬物(薬で補う)

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最終更新:8/4(金) 16:00
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