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W入賞のF1ホンダを数値化すると、ライバルとのマシン性能差が見えた

8/2(水) 7:50配信

webスポルティーバ

 第11戦・ハンガリーGP決勝でフェルナンド・アロンソが今季最高位の6位でチェッカードフラッグを受け、ストフェル・バンドーンも10位でフィニッシュし、マクラーレン・ホンダは今季初のダブル入賞を果たした。チームスタッフたちはピットウォールによじ登って彼らを出迎え、この結果に沸いた。

【写真】アロンソも好物のお寿司にあの刻印が…

 アロンソもついに手にした好結果に笑顔を見せたが、羽目を外して大喜びするようなことはなかった。

「ペースはとてもよかったし、いいレースだった。だけど、6位というのはリカルド(レッドブル)のリタイアがあったからで、それがなければ7位・8位というのが本来の結果。それも想定していたとおりだよ。今日の僕らにとっては、最大限の結果を手に入れたんだ」

 中団グループのトップである6位を手に入れた。スタートでトロロッソのカルロス・サインツに先行され、密集した集団のなかでピットストップのタイミングが難しく、同時ピットインとなってしまいアンダーカットできなかったが、新品タイヤの威力を使ってアロンソがコース上で抜いて6位を手に入れた。バンドーンもピットストップの停止ミスで6.7秒もの静止時間になっていなければ9位でフィニッシュできたし、前がクリアなときにはアロンソと同等以上のペースで走ることもできていた。

 しかし、レース週末を前に語っていたとおり、3強チームの壁は厚かった。

「努力が報われたことはうれしいが、入賞程度でハッピーとは言いたくない。我々が目指しているのはもっと上なのだから」

 現場のレース運営を担うマクラーレンのあるエンジニアはそう語る。それは、車体性能だけで言えば「3強チームから遠く離れた4番目」ではなく、もっと上だからだ。

「車体性能だけで言えば、今回は4番目よりももう少し上だった。ここではメルセデスAMGがタイヤの扱いに苦労していたからだ」

 では、ライバルたちと比べて車体性能はどんなポジションにいるのか?

 開発の中枢にいるチーフエンジニアリングディレクターのマット・モリスは、ハンガロリンクでのパワーユニットによる不利を次のように説明する。

「ここではフェラーリに対してラップタイムにして約0.6秒、予選モードのメルセデスAMGに対しては約0.8秒の不利を抱えていることになる」

 予選でマクラーレン・ホンダは8位(アロンソ)・9位(バンドーン)というポジションにつけたが、ライバルたちとのタイム差は決して小さくはなかった。アロンソの予選タイムを基準にすると、次のようになる。

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