ここから本文です

シリーズ累計販売1000万枚を突破したトリンプ『恋するブラ』人気の理由

8/2(水) 7:10配信

@DIME

◆デビュー17年を迎えたリピート意向率9割の人気商品

 2000年にデビューしたトリンプのブラジャー「恋するブラ」が、今年5月にシリーズ累計販売枚数が1000万枚を突破した。最近は同社の「スロギー」に代表される、ノンワイヤーやブラトップのような楽で着けごこちのよいブラジャーが売れているが、デビュー17年を迎えた「恋するブラ」は着けごこちのよさにこだわった、楽ちんブラジャーの先駆けとなる商品だ。

【写真】シリーズ累計販売1000万枚を突破したトリンプ『恋するブラ』人気の理由

 体の動きについてくる、ずれにくいフィット感で、どんなに動いても着けごこちが楽というのがデビュー以来の変わらないコンセプトで、リピーターも多く購入経験者のリピート意向率は91%となっている。「仕事がハードなときでも楽」、「家でくつろぎたいときに着ける」など、ブラジャーを知り尽くすトリンプの店頭アドバイザーにもファンが多いという。

「恋するブラ」の誕生にあたっては2つの背景がある。1990年前半はまだバブルの名残があり、ボディコンファッションが流行っていたため、ブラジャーも同社の「天使のブラ」のようなボディコンシャスなタイプで、胸の谷間を作る、ボリュームアップしてくれるブラジャーが主流だった。しかしすでに欧米では開放的で快適性を打ち出したブラジャーがヒットするなど、世界は徐々に快適ニーズに移ってきた時代になりつつあった。

 1990年代後半に入ると経済が停滞して日本全体に元気がなくなり、社会のムードが暗くなってきた中でバブル時代とは正反対の癒しや安らぎを求めるようになり、時代の感覚とあいまって、ブラジャーも楽さや優しさを求める時代に。また、「恋するブラ」デビューに際し実施した当時のアンケートでは、ブラジャーにしめつけ感や着けごこちに不満を感じている人は多く、こうした社会背景と市場背景から、ナチュラルなフィット感で快適なブラジャーが潜在需要として求められていることが判明した。

 1998年に同社のグローバル企画チームから新しい提案があり、それがブラジャーのカップが伸縮するという、当時では非常に珍しいカップ素材だった。新素材を受けて日本の開発チームがレースなしのTシャツブラのような「ソフトウエア」を1998年にテスト販売。シンプルな商品だったが店頭で人気を呼び、開発チームはカップ素材の潜在能力に気づき、2000年に時代を先取りする、楽ちんさにこだわった新シリーズ「恋するブラ」を発売した。

 デビューを記念して作られた「恋するブラ」と同じパターンを使い、純金でできた糸をヨーロッパの刺繍の手法で編み上げた「恋するブラ ピュアゴールド」はネットオークションで160万円で落札、ストラップを調節するアジャスターをハート形にした「恋するブラ ハートスペシャル」の限定販売など、デビュープロモーションも話題を呼んだ。

◆楽ちんにこだわる機能性がロングセラーの秘密

 ブラジャーの構成パーツは通常のブラで30~40パーツ、多い場合は100パーツほどにもなる。下記の画像は「恋するブラ」に使われている全パーツだが、「恋するブラ」がロングセラーを続けてきたのは、バーツごとに楽さを追求したこだわりの機能性にある。

○ソフトストレッチカップ

 通常のブラのカップは伸びない素材でできているが、ソフトストレッチカップはたて、よこ、ななめと自由自在に伸びる。体の動きに合わせてカップが伸び縮みするのでバストにとてもフィットする。さらにカップの上についているレースもストレッチ性がある。カップが伸びてもレースが伸びないとそこで伸びが止まってしまうため、カップと同じようにストレッチ性のあるレースを使うことで、カップ全体が体の動きに合わせてよりフィットする。

○肩楽ストラップ

 通常のブラに比べて肩ストラップの伸びが良く、腕を上げたり、体をひねったりする動作に合わせて伸縮する。幅も広くなっているので着けたときに肩にかかる圧力が分散されて負担がかかりにくい。

○背部までマイクロファイバー使い

 デビュー以来、背中の部分には極細繊維でよく伸びるマイクロファイバーを使用。よこだけでなくたてにも伸びるので、身に着けたときに体によくなじむ。伸び感がソフトでアンダーもとても楽に感じる。

 カップとストラップ、アンダーがバランスよく伸びることで、体の動きに合わせて伸縮するため、着けごこちが楽ちんで、疲れにくい心地よさを実現した。こうした機能性が多くの女性に支持されている要因となっている。

 7月26日から発売された新作ではさらに機能性を充実させている。そのひとつがフローティング仕様。通常のブラはカップとワイヤーが入っている部分は繋がって縫い合わせているが、カップの素材のワイヤーを通るループを縫いとめずに、すき間をあけた状態で固定している。

 繋がって縫い合わせている従来のブラだと、手を上げるとワイヤーも引っ張られてそのままずり上がってしまうが、フローティング仕様だとワイヤーが止まったままカップだけが伸びるので、体を動かすときに楽さが大きく違ってくる。また、カップ素材の下にトンネルのような穴をあけることで胸の下の蒸れを逃がし、ワイヤーの下の部分の汗だまりを軽減するといった通気性にも考慮している。

 新作の「恋するブラ TR453」シリーズは、スキントーン、ブルー、レモン、ホワイトの4色展開(税込以下同・6372円~)。ブラジャーに合わせたショーツ(2592円~)、ショートガードル(4104円~)、ロングガードル(5184円~)、キャミソール(5724円)も販売。また、レースなしのシンプルでアウターにひびきにくい新シリーズ「恋するブラ シンプルタイプ」(5292円~)は2017年11月上旬より発売予定。

【AJの読み】谷間メイクを求めるか、楽ちんさを求めるかのせめぎ合い

 自分が20代前半のころはボディコン全盛で、ブラジャーはあらゆる肉をかき集めて、寄せてボンッとボリュームアップが大前提だったが、最初から楽ちん系なブラジャーが揃っている時代に生まれた今の若い世代では、ワイヤー無しのブラジャーしか着けたことがないという女性も多いという。確かにあのしめつけ感は1日着けていると辛い。ブラジャーは谷間メイクを求めるのか、着けごこちのよさを求めるのか、せめぎ合いをしていると言えよう。「恋するブラ」はそうしたジレンマを、すべてとはいかないがかなり解消してくれる商品だ。楽ちんさを重視する若い世代はもちろん、ワイヤー無しだと不安だが体型が変わって来て、締めつけが辛いという40代以上にも受け入れられる要素がある。

文/阿部 純子

@DIME編集部

最終更新:8/2(水) 7:10
@DIME

記事提供社からのご案内(外部サイト)

@DIME

小学館

2017年10月号
8月16日発売

定価600円

売り切れ御免!調理家電&ヒット食品
ふるさと納税 極ウマ返礼品・ベスト47
ホリエモン流 超仕事術公開
タイプ別 痩せるカラダマネジメント