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時代や流行にとらわれすぎず。地元に根を張る、福岡の書店

8/2(水) 21:20配信

エイ出版社

路地裏のブックカフェ「MINOU BOOKS & CAFE」

福岡県の博多から南東に50km、車でおよそ1時間のところにある、うきは市吉井町の中心部。もともと、うきは市は宿場町として栄え、現在は白壁作りの屋敷が数多く残る。白壁通りから少し路地を入った先に、ブックカフェ「MINOU BOOKS & CAFE」はある。

地域をつなぐ文化の発信地を目指して

2015年9月、うきは市にブックカフェがオープンした。築50年くらいの魚屋を改築して建てられたという。コンクリートが打ちっぱなしの壁一面に、大きな窓が印象的だ。そして天井付近にも小窓があり、優しい太陽光がうまい具合に差し込み、店内をやわらかく照らしている。

白を基調とした店内に足を踏み入れると、向かって左側が書店、右側がカフェスペース。店内の書籍は大体1500~2000冊程度を常時取り揃えている。オーナーの石井勇さんは、「新しいジャンルの本を入れたりしながら、冊数は少しずつ増やしていきたいです」と語ってくれた。

そもそもなぜ、石井さんはこの地で本屋をはじめたのだろうか。

地元に帰ってきて、本屋を開業

オーナーの石井さんは、もともと福岡市内のブックカフェで6年間勤務。はじめは、カフェスタッフとして採用されたが、ある日突然、ブックカフェの本や雑貨の仕入れ、物販担当に。

知識ゼロの状態からスタートした石井さんは、独自の知見で少しずつ本の知識を蓄えていくことに。当時から本というよりも、本屋が好きで、いつか自分が生まれ育った土地に帰って暮らしたいと思ったこともあり、ここ、うきは市でブックカフェをはじめた。

6年間のブックカフェ勤務の後、石井さんは旅に出た。行き先は、アメリカ西海岸。

「本屋を始める前に、アメリカの西海岸で本や、音楽に触れる旅をしてきました。向こうはZINE(ZINE(ジン):個人でつくった雑誌のこと)文化が日本よりもはるかに発達していて表現の種類が豊富です。本屋も店ごとに取り扱っている商品が異なるので、ひとつとして同じカラーの本屋はありません。唯一無二の本屋をやりたいと思い、アメリカのスタイルを学びに旅に出ようと思いました」

そして石井さんは、実は「Autumleaf」という福岡を拠点に活動しているバンドのギター担当。音楽にも精通し西海岸の音楽に興味があったことも、そのきっかけになったようだ。

石井さんがギターをつとめるバンド「Autumleaf」。店内でCDを販売中。
http://wood-waterrecords.com/artists/autumnleaf

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最終更新:8/2(水) 21:20
エイ出版社