ここから本文です

IoTで注目を集める「スマートホーム」を実現するために必要なもの

8/2(水) 18:31配信

@DIME

 IoTを活用して家庭にある家電を最適化する製品やサービスの総称が「スマートホーム」である。「ホームオートメーション」と呼ばれることもある。外出先から帰宅すると自動で部屋の電気が付いたり、帰宅時間が近づくと自動で空調のスイッチが入って快適な温度に調整したりできるのだ。2017年5月には携帯キャリアのauが「au HOME」というサービスを開始し、スマートホーム市場の盛り上がりが本格化する兆しが見えてきた。KDDI総研のレポート(図)によれば、全世界で2020年には少なくとも480億ドル(約5兆2800億円,1ドル=110円換算)の規模になるという推計データもある。

【写真】IoTで注目を集める「スマートホーム」を実現するために必要なもの

 広義のスマートホームでは、自宅の様子をインターネット越しに監視できるネットワークカメラもスマートホームの1つ。最新式のネットワークカメラではスマホアプリでワンタッチ。リアルタイムで様子が監視できるなどの進化を遂げている。ビジネスパーソンならば賢くスマートホームを利用したいところだ。

◎センサー付きのIoTを装着すればすぐにスマートホームを実現

 実際にスマートホームを利用するにはどうしたらよいだろう。手っ取り早くスマートホーム化するには、エアコンなどの家電にIoTデバイスを装着すればよい。装着するとすぐにスマホアプリで設定温度の調整や電源オン・オフの時間設定ができるようになる。以下でそんなIoTデバイスの例を紹介する。

■IoTデバイスの例

eRemote RJ-3(リンクジャパン)
価格:9,074円(税抜)前後
360度方向にリモコンの電波そ送信することで、スマホ1つでテレビや照明機器、エアコンなどをまとめてコントロールできる。

WiFi Smart Socket(URANT)
価格:2,406円(税抜)前後
電化製品とを電源プラグで接続すると、スマホから電源のオン・オフなどが可能になる。壁際のコンセントに直差しして使える。

◎企業の囲い込み戦略にハマらないように利用するのが吉

 もしIoTデバイスの設定に自信がないのなら、手軽に利用できる「総合サービス」を選択する方法がある。ここでいう「総合サービス」とは、IoTデバイスによる家電の操作からスマホアプリでの操作までを1つの企業が提供するサービスのこと。以下の表にまとめたように東京ガスや東京電力、KDDIなどの生活インフラ企業が提供している。1つの企業が提供しているのでデバイスの使い方からアプリの操作方法まで、なんでも質問できるメリットがある。

KDDIが提供するau HOMEは、窓やドアの戸締りやエアコンなどの家電の電気使用量、ネットワークカメラによる自宅内の監視ができるサービスで、スマートホームのトータルソリューションだ。

 しかし1つの企業が提供するサービスに依存してしまうと、トラブルが発生したときにそのサービス全てが使えなくなる脅威がひそんでいる。また、導入コストを考えると使えば使う分だけコストがかさんでしまうのだ。

 例えばau HOMEの「おすすめセット」を使う場合を考えてみよう。おすすめセットでは、マルチセンサー 01(窓の開閉、温度・湿度・照度とそれらの履歴)とネットワークカメラ 01という外出先からスマホで家の様子が見られる商品がセットになっている。おすすめセットの機器代金が11,760円(税抜)に加え、サービス利用料が月額490円(税抜)かかる料金体系だ。したがって、1年間使った場合は、11,760円+490円×12ヶ月=17,640円のコストがかかる。2年間では23,520円となる。

 では同等の機能が利用できるデバイスを個別に調達した場合はどうだろうか。温度、湿度、照度、音、二酸化炭素が測定できる「eSensor」(LinkJapan)が9,074円で、外出先からスマホで家の様子が見られる「スマカメ」(PLANEX)が7,735円で手に入る。合計で16,809円なので、au HOMEを契約するよりも安くスマートホームが使えることになる。

eSensor A-1(リンクジャパン)
価格:9,074円(税抜)前後

スマカメ(プラネックス)
価格:7,735円(税抜)前後

 ただし、eSensorとスマカメを使う場合は個別に機器やルーターの設定が必要になる。データを見るのに使うアプリも別になるので、その分だけ管理の手間がかかってしまう。しかし、スマートホームを生活必需品として長く使うのであれば、個別の製品導入をオススメしたい。特定のサービス契約者しか利用できなかったり、丸ごと1つの企業のサービスを利用したがために、そのサービスにはない機能を使いたいときに結局、デバイスを個別に調達する必要があるからだ。

 まずはエアコン、次に鍵、その次はネットワークカメラ…という風に必要な機能を徐々にスマートホーム化していった方が、家電を「最適化」する近道にならないだろうか。

スマートホームには「最適化」以外にも留守番している子どもやペット、介護が必要な人の見守りをサポートする役割がある。ここでは紹介しきれなかったが、侵入者や盗難を検知するセキュリティ系のスマートホームデバイスで、自宅を丸ごと守れるデバイスもある。電気代を節約できるのはもちろん、快適で安全な生活を送るための必需品がスマートホームなのである。

文/ぺったん総研

@DIME編集部

最終更新:8/2(水) 18:31
@DIME

記事提供社からのご案内(外部サイト)

@DIME

小学館

2017年10月号
8月16日発売

定価600円

売り切れ御免!調理家電&ヒット食品
ふるさと納税 極ウマ返礼品・ベスト47
ホリエモン流 超仕事術公開
タイプ別 痩せるカラダマネジメント