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パチューカはなぜ本田に惚れたのか? メキシコ初の日本人プロ選手が現地で感じた熱気

8/2(水) 20:30配信

Football ZONE web

92年にメキシコへ渡りプロとなった百瀬氏 本田の入団会見を現地で見届ける

ACミランを昨季限りで契約満了となった日本代表FW本田圭佑は、ロシア・ワールドカップ(W杯)を1年後に控えて、新天地に初挑戦となるメキシコのパチューカを選んだ。この決断は、日本のサッカーファンにも大きな驚きを与えるものだったが、同国リーグでは過去に数人の日本人選手がプレーしてきた。

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 そのなかで、初の日本人プロ選手となったのが、現在コネクト株式会社の取締役会長を務める百瀬俊介氏だ。1992年に15歳でメキシコへ渡りデポルティーボ・トルーカFCのユースチームに加入、翌年に同クラブのトップチームと契約した経歴の持ち主だ。

 そんなメキシコにおける“日本人選手のパイオニア”が、本田のパチューカ移籍を受けて急きょ現地入りしていた。本田フィーバーを目の当たりにした同氏に、その時の様子やクラブについての話を訊いた。

    ◇     ◇     ◇

――今回メキシコへ渡るきっかけは、どのようなものだったのでしょうか?

「日本のテレビ局からの依頼があってメキシコへ行くことになりました。僕も滞在している間に現地メディアの取材を13回受けました」

――本田選手の加入について、現地の反応はどのようなものでしたか?

「(2015年からティグレスでプレーするフランス代表FW)アンドレ=ピエール・ジニャック以来ですね、これだけの扱いは。あのミランで、10番をつけた選手が来るのかというサプライズです。本田はどんな人で、どんな選手で、日本ではどんな存在なのかというのをみんなが知りたがっていました。

 新体制発表の時も本田が最後に呼ばれたんですけど、『ケイスケ・ホンダ』とアナウンスされた時には会場がブワーッと盛り上がりました。それぐらい期待値は高いです」

アギーレ氏「こんな日本人は見たことがない」

――百瀬さんも親交があるというパチューカのヘスス・マルティネス会長は、本田についてどのようなことを話していましたか?

「ヘスス会長としてはプレーどうこうというよりは、彼の規律であったり、生き方、スタイルというものを見ていると思います。彼のそういった部分を、パチューカ全体として吸収したいと思っているようです。ヘスス会長はハビエル・アギーレ(前日本代表監督)にも連絡して、本田がどのような人物かを聞いていましたから。

アギーレは本田について、『これ以上のプロフェッショナルはいない。常に競争というものを探しながら、自分の成長する場所を探している。こんな日本人は見たことがない』と言い、その言葉で会長も納得したそうです」

――会長は本田に、相当大きな期待をかけているようですね。

「今年のパチューカはものすごく補強をしています。パチューカの歴史上でも戦力として獲得している数、かけているお金はトップクラスだと思います。メキシコリーグは給料がすごくいいですし、パチューカはメキシコ最古のクラブと言われていますけど、本田はそのなかでも一番年俸の高い選手だと思います。(※本田の年俸は推定4億5000万円と報道されている)。それぐらい価値のある人材ということでしょうね。ヘスス会長は彼の規律や情熱、競争心の高さが好きだと言っていました」

――百瀬さんは本田選手に対して、どのような印象を抱きましたか?

「彼を知れば知るほど、本田圭佑という人物の魅力は分かります。彼の性格どうこうというよりも、生き方や考え方、こだわり。それがメディアへのパフォーマンスだとしても、それをある程度、有言実行している。僕自身は今まであまり触れることのなかった選手ですけど、今回彼のそばにいて感じたのは、一つひとつの行動全てが真剣だったということ。カズさん(三浦知良)に近いです。

 もちろんタイプは全然違いますけど、そのプロ意識というものは、間近で見ていて頷くことが多かった。彼がパチューカに行って、僕もそのきっかけにまたメキシコに行けたというのはありましたけど、(本田を)すごく好きになりました」

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最終更新:8/2(水) 20:30
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